恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白 (講談社文庫)/稲葉 圭昭

¥680
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--作品説明-------
犯罪者へ転落した「エース刑事」の懺悔。
9年の服役後、腐敗した警察組織のすべてを明かす。
圧倒的迫力のクライム・ノンフィクション。

2000年4月、莫大な量の覚醒剤が北海道函館新港に運ばれた。その量130キロ、末端価格にして約40億円。“密輸”の手引きしたのは、北海道警察銃器対策課と函館税関だった――。
根っこまで腐りきった道警が日常的に犯してきた違法捜査の数々。ガサ状なしの家宅捜索、クビなし拳銃の押収、おとり捜査、やらせ逮捕。そして、彼らが行き着いたのは、覚醒剤の“密輸”だった。「銃対のエース」ともてはやされ、上司の指示の下、数多くの違法捜査に手を染めた著者は、最後には警察組織に裏切られ、覚醒剤の魔力に魅せられていく。
2002年7月、著者は覚醒剤の使用をエス(=情報提供者)に告発され、逮捕される。道警史上初となる現役警部の逮捕によって、“道警の闇”が次々と明るみに出た。これが、北海道警察のみならず、全国の警察組織を震撼させた「稲葉事件」だ。捜査の過程では著者の元上司と告発したエスの二名が自殺。問題の根の深さがあらゆるメディアで報道された。
数多くの警察小説やノンフィクション作品のモチーフとなった「稲葉事件」の当事者が、9年の服役を経て、新事実とともにそのすべてを告白する。

--選択した理由-------
綾野剛さんで映画化するとききました。
公開は、2016年6月25日(土)に決定

興味があったので、原作読んでみました。


--気になったところ-------
警察もノルマ至上主義なんですね。
拳銃押収したら何点とか

そんな状況だったら刑事が悪徳刑事に変身するのも、自然な流れで
どっぷりつかって覚醒剤に手を出して捕まる。

なんだかやるせない話でした。

--まとめ------
ノンフィクションならではの力強さがある。
実際の警察のスパイと警察の関係は、映画ほどスマートではなく、人間体人間の泥臭い関係なんですね

刑事が信用していたスパイに裏切られてどうして裏切ったかは、不明、、、、
実際は、それが現実なんだろな

私は、悪徳刑事よりノルマ至上主義の弊害のほうに目がいってしまったよ

イッキ読みでした

オススメです。

ではでは