アンチェルの蝶 (光文社文庫)/遠田 潤子

¥842
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--作品説明-------
内容(「BOOK」データベースより)
大阪の港町で居酒屋を経営する藤太の元へ、中学の同級生・秋雄が少女ほづみを連れてきた。奇妙な共同生活の中で次第に心を通わせる二人だったが、藤太には、ほづみの母親・いづみに関する二十五年前の陰惨な記憶があった。少女の来訪をきっかけに、過去と現在の哀しい「真実」が明らかにされていく―。絶望と希望の間で懸命に生きる人間を描く、感動の群像劇。

著者について
1966年、大阪府生まれ。大阪府在住。
関西大学文学部独逸文学科卒業。
2009年、『月桃夜』で第21回「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞しデビュー。
圧倒的な熱量を放つクライマックスシーンが印象的な本作品が二作目であり、現代を舞台にした長編書下ろし小説である。

--選択した理由-------
大藪春彦賞の2013候補作になっていたからです

--気になったところ-------
ロクデモナイ大人に育てられた3人の悲しい過去の話です。
全体的に重く暗い骨太な作品です。

よくある話ちゃあ、よくある話ですが、
一定の緊張感を保ちながら、話は進んでいきます

惹きつけられました。

--まとめ------
絶望からの復讐そして絶望
救いのない感じが好きですね

私は面白かった、さすが大藪春彦賞の候補作です。

よかったら読んでみてください

ではでは