実家の水槽の 金魚は デカイ。
たまに 水で 膨らむ 恐竜の玩具が
水槽に入ってたり する。
その水槽に・・・・ デカイ金魚と一緒に 混ざって
ドジョウが うじゃうじゃ いた。
ちょっと 気持ち悪い。
僕 「うわ・・・この ドジョウはなに?」
シズオ 「子供会で ドジョウすくい があって
いっぱい すくって きたんだぜ♪」
僕 「シズオは 飼うつもりでしょ?」
シズオ 「うん♪」
僕 「・・・飼うって 思ってない人がいるよ。」
・・・・・
ドナさん 「卵とネギを いれたら いいのかしらぁ?」
僕 「・・・ほらね。」
シズオ 「・・・・・食べるの??」
僕 「おし! シズオ。 川に放流しに いくぞ!」
シズオ 「・・・・うん。」
そうして 僕とシズオは 近くの川へ
ドジョウを 放流しに 行きました。
・・・・
僕も 子供の頃 潮干狩りに行って 獲った
アサリを 飼おうとしたり。
田舎の鶏が 産んだ 無性卵を
ずっと 暖めてたなぁ・・・
僕 「ドジョウも 食べられないで
広い川に 放されて 幸せだとおもうよ。」
・・・・
この ひと事が シズオと 僕の 忘れていた
ある出来事の 記憶を 思い出させた。
それは 数年前・・・・
・・・・
バタバタバタ・・・・・
実家の前で 飛べなくなっている
鳥が 必死に飛ぼうとして
もがいていました。
バタバタバタ・・・・
僕は 鳥を捕まえて
保護することにしました。
家の中に入り シズオを呼んだ。
僕 「シズオー! 鳥 捕まえた!!
鳥篭が あったでしょ? もってきてー!」
シズオ 「えー! どうしたの??」
僕 「飛べなくなっちゃった みたいだね。」
シズオ 「子供の鳥? 巣から 落ちたのかなぁ?」
僕 「どうだろう・・・あきらかに 野生の鳥だね。」
ギャー!! ギャーーー!!
シズオ 「凄く 鳴いてるね。 元気なのに 飛べないの?」
僕 「飛べてなかったね。 飛べないまま
あそこに いたら 猫に食べられちゃうよ。」
ギャー!! ギャーー!!
シズオ 「お腹 すいてるのかなぁ?」
僕 「・・・何 食べるんだ?」
シズオ 「動物図鑑 もってくる!!」
・・・調べた 結果。
ムクドリと 判明。
シズオ 「ムクドリかぁー♪」
僕 「じゃあ 名前は ムック にしようぜ♪」
シズオ 「うん♪」
僕 「・・・・で 図鑑によると ムックは 虫を
食べるそうだけど。。」
シズオ 「オレ 探してくる!!」
僕と シズオは 公園まで 虫を探しに行ったのですが・・・・
虫が いない。
・・・・・
僕 「・・・あ!! シズオ!! ペットショップ!!
ペットショップなら 絶対 あるって!」
・・・・・ペットショップへ
ここの ペットショップなら
ムックが食べる餌が ありそうだ。
なぜなら
ペットショップには 店で飼われている
大きな 鳥がいたから。
僕 「デカ! この鳥 しゃべるんじゃね?」
シズオ 「しゃべるかなぁ?」
僕 「コンニチワ。」 (鳥が 出しそうな声で)
鳥 「・・・・・」
シズオ 「こんにちは。」
鳥 「・・・・・・・」
もう一回。
シズオ 「こんにちは。」
僕 「コンニチワ。」
・・・・・
客のオバちゃん 「おとーさん!!
この 鳥しゃべるわよ!」
僕 「え・・・・」
おばちゃんが 旦那さんを 連れてきて
ワクワクしながら 鳥をみている。
・・・・これは・・・・
僕 「コンニチワ。」(鳥が出しそうな 高い声)
オバちゃん 「ほらね! コンニチワって
しゃべったでしょ♪」
シズオ 「こんにちはって 言ってるの この人だよ。」
・・・・シズオが 僕を指さした。
僕は おばちゃんと 目が合った。
僕 「こんにちは。 ・・・・どうも 僕です。」
おばちゃん 「あら やだぁ~~♪」
おばちゃんと 旦那さんは 恥ずかしそうに
立ち去った。
僕 「シズオよ・・・夢みさせて あげようぜ。」
・・・・
ムックの 餌さがし。
シズオが 粟を もってきた。
僕 「違うよ!それ セキセイインコでしょ?虫だよ。」
シズオ 「虫なんて ないよ。」
店員に聞く。
缶詰の 虫が出てきた・・・
ミールワーム・・・・
とにかく 気持ちが悪い。
しょうがない ムックが 元気になるのなら・・・・
・・・・・・
実家に戻り さっそく ムックに 食べさせてみる。
・・・
シズオ 「食べないね・・・」
僕 「しかたがない・・強引にいくよ。」
僕は 虫が 大嫌いなのですが
絶対 触れないハズなのですが。
ムックが 元気になるので あれば
直接 虫を 手で触って・・・・
僕 「シズオ! ちゃんと おさえてて!!」
口を こじ開けてまで 食べさせます!
シズオ 「食べた!!」
僕 「食べたよね! 飲み込んだよね?
よかった~♪」
・・・・
しばらく すると
ムックは みるみる 元気になっていきました。
ちょっと カゴから だすと
部屋中 飛び回ります。
僕 「シズオ・・・やっぱりさぁ。
ムックに カゴは 無理みたいだよ。」
シズオ 「え・・・・」
僕 「カゴだと ギャーギャー騒ぐでしょ?」
シズオ 「うん・・・・」
僕 「やっぱりさ・・・ムックも
大空を 飛んだほうが 幸せだと思うよ。」
シズオ 「うん・・・」
僕 「自然に 還してあげようね・・・・」
シズオ 「・・・・うん。」
そうして 僕らは
カゴに入った ムックを連れて
外に出ました。
外は すごく 良い天気です。
僕 「こんな大空を 飛べるんだから
ムックは 良いねぇ♪」
シズオ 「うん♪」
晴天の大空を 見て シズオも 納得したみたいだ。
・・・・
僕は 鳥篭を 開けて
ムックを 大空に差し出した。
僕 「さぁ!!! ムック!!
大空へ 飛んでイケェェ!!!」
シズオ 「飛べぇぇぇ!!!」
バタバタバタ!!!!
ムックが 翼を広げ 元気良く 飛びたった。
バタバタバタ!!!
・・・・・・
僕&シズオ 「やったぁ~~♪」
・・・・
グワシ!!!!!!
・・・・・・・・
空中で カラスが ムックを キャッチした。
え・・・・・・・
えぇ!!!!!!!!!!
・・・・・
僕 「ダメだ! それは ダメだぁぁあ・・・」
僕と シズオは 必死に 追いかけたが
・・・・
もう 遠くの空へ・・・・
・・・・・
・・・・・
僕 「シズオ・・・・ごめん。」
シズオ 「・・・・・・・」
僕が 大空へ 還すって 言わなければ良かったのか・・・・
自分が言った事に 後悔した。
シズオは 泣きながら 僕に 言った。
シズオ 「ピスチェが あの時 拾わなかったら
猫に 食べられちゃってたんでしょ。
・・・・ちょっとだけ 長く 生きたね。」
僕 「・・・・うん そうだね。
いや!! 絶対 ムックは
カラスから 脱走してるさ♪」
シズオ 「・・・・・うん♪」
ムックが あの状況で 逃げている
可能性は 限りなく無いのは
2人とも わかっていたが・・・・
そう思い込ませる事で
お互いを 慰めあっていました。
・・・・・・・
そんなこと が あったが
ドジョウを 川に 放しています。
僕 「この ドジョウは 幸せだよ。」
シズオ 「お腹すいた・・・夕飯 何だろう?」
僕 「・・・・タマゴとネギだけを ご飯に
かけたやつだよ きっと。」
・・・・デカイ金魚 ではない事を 祈ります。