ピスチェ・アームストロングの人々 -14ページ目

ピスチェ・アームストロングの人々

一人 電車で 読むのが おすすめ と聞きました。

子供のコレクションといえば。



僕の子供の頃は、なんと いっても


ビックリマンシールでした。





時代が変わっても コレクションする物も変わり


子供達は 宝物として コレクションするのです。



今の 子供達の間では・・・遊戯王カードですかね。




甥っ子のシズオ(小学校4年生) も 少しだけ 持っています。




僕は、大人なので 遊戯王カードには 興味ありません。



しかし 甥っ子に ただ 自慢する為だけに



大人の財力を使って 大量に買うという



【大人買い】を してみました。




僕「いいだろ~♪ 遊戯王カード こんなに 持ってるんだぜ♪」





シズオ「・・・ダサ!! ガキでしょ!?」



僕「え!?」





シズオ「もう、大人なんだからさぁ・・・」




僕「・・・もしかして   もう 流行ってないの?

       じゃあ シズオは、 何 集めているの??」




シズオ「知らないよ。」




シズオは 別の部屋へ 行った。





なんだ? そのリアクションは??






ドナさんに 聞いてみた。






僕「シズオってさぁ。 何か 集めてたりしないの??

     こんな、遊戯王カードとかさ。」





ドナさん「あの子は、 遠慮する子だから

        そういうの欲しいとか 言わないわねぇ。」





僕「ふーん・・・ 友達 みんな 持ってたら 

     普通、欲しがると 思うのになぁ。。」




しばらくして  



シズオのいる部屋から ドナさんの 声がした。




ドナさん「シズオ! それ どこから 持って きたの!!」





ん?  なんだ?



僕は、声がする 部屋に 向かった。





そこには、カードらしき物が


部屋中に 並べてあった。





僕「お! シズオも 何かの 

    カードコレクション してる・・・・あ・・・

      あ・・・・」







そこには、 カードサイズの 


【ピンクチラシ】が


部屋中に 並べてあった。






僕「で・・・シズオ君  どこから、持ってきたの?」



シズオ「近所のマンションの ポスト。」




ドナさん「人の家の ポスト 開けたら ダメしょう!」



シズオ「・・・・」




僕「この コレクションに比べたら 遊戯王カードは

    確かに、 ガキだねぇ♪ 

      大人のコレクションしてるねぇ♪」




ドナさん「・・・・まだ、こんなに ある。」



ドナさんが、シズオの勉強机の引き出しを 開けると



輪ゴムで 十字に縛った ピンクチラシが まだ 出てきた。





僕「シズオ君。  コレは、没収です。」




ドナさん「あんたが、 没収って 何に使うのよ?」



僕「使いません!使うってなんだ? いりません。」




シズオは  泣きそうに なっていた。




僕「 ほれ! シズオ♪」




僕は、持っていた 遊戯王カードを 


全部 シズオに 渡した。




僕「コレ 全部 あげるから♪」




シズオ「・・・・いいの?」




僕「大人だから 遊戯王カードなんて いりません♪

     最初っから 欲しいって 言えば良かったのに♪」




シズオ「・・・・ありがとう♪」



シズオは 笑顔になりました。




遠慮なんて しなくていいのにね。



まだ 子供なんだから。

日曜日の朝 



ドナさんから 電話が あった。




ドナさん「プロレス健康法を あみだした。

        いつでも  かかってこい!!」




僕「・・・なんだ。それは?」





僕は、日曜日の 朝から 


60過ぎた 母親に 卍固めでも されるのでしょうか・・・





ピンポーン・・・・(実家のチャイム)




出てこない。





僕は、庭に周り ピアノのある部屋へ。



最近 ドナさんは ここに いる。



この歳になって ピアノを 習い始めたのだ。





近所のピアノ教室へ 行き



ドナさん「基礎とか どうでも いいです。 

       冬のソナタの テーマソングだけを 

         ピアノで 弾けるように なりたいです。」






・・・韓国ブームなのです。





ピアノ練習中の ドナさん 発見。





ドン ドン ドン!! 




僕は 窓を 叩いた。




ドナさん 振り向く。




ドナさん 「お! きたか♪」

          

ドナさんが 怪しい 笑顔をしている。




ドナさん「であえー!!  であえー!!

         ピスチェが 来たぞぉぉ!!」





僕「え・・・ 何!?」







ドタドタドタ・・・・




すごい 勢いで 階段を 降りてくる 子供達。




姉の 子供達だ。





姪の3才 ともちゃん と 甥の小学校4年生 シズオ。 





子供達「うりゃぁぁぁ!!」




ジャンピング  ボディーアタック!!!




僕「ぐはぁぁ!!」




プロレスごっこ が始まりました。




僕「やったなぁぁーー このぉー!!」




子供達「きゃーーーー♪」




ドナさん「プロレスごっこは 子供の健康に 

       良い気がするから

        ピスチェ 遊んで あげてー♪」






僕「それで、僕を 呼んだの??」




ドナさんは、気にせず 再び ピアノを 弾き始めた。





子供達と プロレスごっこは 嫌いじゃない。


でもね・・・子供は 本気なんです。



金的やら 噛み付きやら 髪の毛 引っ張ったり・・・・


僕の 健康に 良くない。




たまに ムカッ!  ってくる 時があります。






そんな 時は。






必殺!!   泣くまで止めない  くすぐりの刑!!





シズオ「やーめーろーよー!!」




ピスチェ「・・・・コショ コショ コショ・・・」




ともちゃん「・・・しずお!! ごめんなさいは?」




一人 寝返った。    




シズオ「ごめんなさい!! 

      もうしません!! もうしません!!」




ピスチェ「・・・コショ コショ コショ・・・」



シズオ「うわ~~~~ん!!  ばぁちゃ~~ん!!
       ピスチェが いじめる!!」






フッ・・・・・   泣かしてやったぜ。  






バチコ~~~~ン!!!





後ろから  ドナさんに ホウキで 殴られました。





僕「痛っ~~~~!!」






ホウキが まっぷたつ ですよ。




子供達   大爆笑。







ドナさん「あたしの孫に  なんて事しやがる!!!
        帰れ!!!」



子供達「かえれ~♪ かえれ~♪ かえれ~♪」





・・・呼ばれてきたのに まさかの 帰れコール。



僕「チキチョウ!!  プロレス健康法って なんだ!!
   怪我するじゃないか!! あったまキタ!!
     帰るよ!!」



ドナさん「ちょっとまって!!」



僕「・・・なに?」



ドナさんは いそいそと 隣の部屋へ向かい 


おNEWの バックを持ってきた。





ドナさん「いいでしょ~~♪ コレ誕生日プレゼントに

     ユキコから 貰ったんだ♪」
       ↑僕の姉の名前


僕「・・・・この 状況で よくも ぬけぬけと・・・」




貰うもの もらってから 帰そうという 空気 たっぷりだった。




僕「ドナさんは、何が 欲しいって 言ってましたっけ?」




ドナさん「現金♪」





事前に 電話で 何か欲しいものあるか 聞いてました。




今日・・・僕は、 お金を 払って 

  痛い 思いをした 気分になりました。





それでも 今日は  笑顔で。  




僕「お誕生日 おめでとう♪」




ドナさん「ありがとう♪」

お盆に 仏壇にお供えする 湯のみ などを買いに



お父さんと 【お仏壇のはせがわ】に行きました。




店内には、いろんな種類の 湯のみがありました。



お父さん「う~~ん・・・・」



僕「なんでも いいんじゃない??」



お父さん「う~~ん・・・  ちょっと すみませーん!」




店員さんを、呼びました。





お父さんが、湯のみについて 聞きました。



店員「蓮は、ダメです! 左に お茶です。」



お父さん「あ・・・そうだったんですか。」



僕は、驚きました。  湯のみ の柄以外にも


置き方など いろいろ ルールがあったなんて。






お父さん「今まで、間違ってたよ。 

        ピスチェも 覚えておくんだぞ。」




僕「嫌です。 めんどくさいです。」




お父さん「・・・・」



僕「これはさぁ。 死んじゃった 

    おばあちゃんの 湯のみでしょ?

      おばあちゃんも 仏壇に 

       今までの やり方だったじゃん。」





お父さん「正しい供え方があるのだから。。。」




僕「だからぁ!  そのやり方は
      死んだ おばぁちゃんも知らないじゃんか。」




店員さんも 巻き込む。



店員「仏教と言うのはね・・・」



僕「やり方 違ったくらいで おばあちゃんは

    怒ったり しないですから。」






店から出た 後   



僕は、ものすごく  お父さんに 怒られた。





僕は・・・おばあちゃんが  大好きなのに。



両親が 共働きだったので 



小さい頃  僕は、いっつも おばあちゃんと 一緒だった。




だから 僕は いっぱい いっぱい  


おばあちゃんの事 知ってるんだ。






頑固で、誰の言うことも聞かない おばあちゃん。



でも テレビは信用してるんだ。


「この洗剤は他の洗剤より

   よく落ちるってコマーシャルで言ってた。」



みの もんた は  絶対 だったね。



【あさ  いっぱい  の  ここあ】



おばあちゃんの タンスの引き出しには



みのもんたのコメントの メモでいっぱい だったなぁ。。。




そうだ。 みの もんた に 湯のみの 置き方は これだ!!


って 言って もらえればねぇ。。





サザエさんの 主題歌を いつも 歌ってた おばあちゃん



モモネクターが 大好きだった おばあちゃん



毎日 毎日  病院通い。


たまに 病院 お休みすると 元気なのか 心配されるってさ。



癌で入院してさ。  


僕「どこか 痛い?」って聞くと


おばあちゃん「アカギレが 痛い。」って



それが、最後の 言葉だったね。。。。





僕ね、おばあちゃんが 死んじゃった時に 


初めて お父さんが 泣いたの 見たんだ。




・・・・・





そっか・・・・お父さんも 全部   

          おばあちゃんの 為を思ってかぁ。。







お父さんは、捨て子だったんだ。




お父さんが、23歳の時に 


おばあちゃんが 自分が母親って名乗りでてきて



それから、一緒にくらしている。



本当は、怒っても いい筈なのに。  


母親だという 証拠なんて ないのに。



それでも、スグ一緒に 暮らし始めたんだ。



亡くなっても 母親の為に 


何か してあげたいという 気持ちだったんだ。

僕は・・・申し訳ない気持ちで 


いっぱいに なりました。




お父さん。 おばあちゃん。  ごめんなさい。