だいぶ 前の 日曜日の話です。
朝 9時頃に
僕の ケータイが 鳴りました。
ドナさん 「今から グローブもって
小学校の 校庭まで来て!」
僕 「おや?野球してるの? 僕が必要なんですかい?」
ドナさん 「次の試合 始まっちゃうから 急いでね。」
実は、僕 野球には 自信があるんです。
ドナさんが 大ジャイアンツファンで
物心ついた時には 野球を やらされてまして。
結構 活躍してたんですよ。
・・・・
小学校に 着きました。
僕 「ドナさーん! きたよー♪」
ドナさん 「次、決勝だから!気を引き締めてね。」
僕 「野球じゃなくて ソフトボールなんだね。」
ドナさん 「そう。通りがかったら ソフトボールやってた。」
僕 「メンバーに 入れてもらったんだ?」
ドナさん 「一度 家に 帰って グローブ持って
勝手に 外野を 守ってたのよ♪」
僕 「・・・よく入れてくれたね。」
ドナさん 「あたし 顔 ひろいからね♪」
僕 「なるほど・・・ おや? 人数 足りてるね。
どうやら 僕は、本当の助っ人みたいだね。
決勝に 向けて 僕の力が 必要になったワケね。」
ドナさん 「人数あわせよ。」
僕 「え?・・・補欠??」
おじさん 「えーっと・・・ドナさんの息子さんは
ライトとセンターの間を 守って。」
僕 「え?? なにそれ??」
おじさん 「ドナさんが 勝手に守っちゃったんで
人数が一人増えてしまって
ドナさんの 意見で 相手チームも
一人増やすという事になりました。」
僕 「えーー!! 完全に邪魔者じゃん;
歴史あるソフトボールのルール変えるか??」
ドナさん 「エラーすんじゃないよ!
あたし 決勝は、ピッチャーだから!」
僕 「うは! 外野から ピッチャーに出世してるし。」
試合開始です。
打順表が・・・長い。
一人どころか 2~3人 増えてます。
おじさん 「次の打席だれ?・・・あれ??誰か打ってきて!」
グダグダだ。
たぶん、一回しかこない 打席に 僕が 立ちました。
人数多いけど 遠くまで 飛ばせば いいんだよ!!!
高めの ストレート (ストレートしか投げないケド)
おもいっきり 叩きました。
打球は 外野を 大きく越えました。
ふっはは♪
さすが 自称 助っ人の 僕。
ホームラン です。
・・・・
それ以降 得点に 変化は ありません。
それより
ドナさんが すごい・・・
最終回まで 無失点。
打てそうで 打てない
超スローボールで バッターきりきりまい!
僕のホームランの 一点を 守ったら 優勝です。
僕 「守る側も こんなに 人数いたら 大丈夫だね。
僕が ヒーローだ!」
相手の攻撃
5回 最終回の 2アウト。
ヒットで ランナー一塁。
どきどき・・・
ドナさん 投げました!!
バッター 打った! 打ち上げた!!
僕のところに ゆるーい フライが・・・
僕 「優勝 もらったぁぁぁ!!」
ぽろ・・・
僕「あ・・・」 落としちゃった。
ドナさん 「こらぁぁ!!! ランナー回ってる!
3塁に投げろ!!」
僕 「うわぁぁ!!」
僕は、慌てて 3塁にボールを 投げました。
あ!!
おじさん 「あぶない!!」
え!!
サードが ボールを よけた。
僕 「え??」
ドナさん 「そいつは! 審判だぁぁ!!」
僕 「うわぁぁぁ・・・
みんな バラバラの運動着だし
なにより・・・人数が 多すぎるんだよ;」
試合は・・・逆転さよなら
ランニングホームラン負け。
ドナさん 「お前の せいだ。」
僕 「僕のホームランが・・・台無しだ・・
ボールが 野球のより 全然大きくて感覚が・・・」
ドナさん 「言い訳するな!
お前の せいで 勝利投手がなくなった。」
・・・・
この 話は しばらく ドナさんに
ねちねち 言われる事になります。
・・・・
昨日 お父さんと ドナさんが クライマックスシリーズを
バックネット裏で 見てきたと すごい 浮かれてて
「GO!GO! ジャンアンツ!!」 状態。
でも 野球の話されると 僕の頭の片隅には
あの日の ソフトボールが 浮かんでくる。