除草剤とみかんの根っこ | フルーツで笑顔をつなぐ

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観音山の畑には除草剤を撒きません。


なので・・・


下の写真のように、雑草が山を覆っています。
和歌山・粉河 観音山のみかん畑から


なぜ、除草剤を撒かないのか?


除草剤が体に悪影響を及ぼすから??


でも、雑草があると・・・


雑草が栄養を吸ってしまい、みかんに渡りにくくなってしまうのでは??


作業がしにくいのでは??


などとも、素人ながら考えてしまいますが、


そこにはきちんとした訳があったんです。


和歌山・粉河 観音山のみかん畑から


こちらはみかんの木の根っこ。


手ですぐに掻き分けられる位、土の表面の浅い場所にあります。


太い幹からつながっているとは思えないくらいの


細~い、細~い根っこ まで。


見た目は細~いこの根っこが、実はすごく‘やり手’なんです!!


除草剤を撒くと


→雑草が枯れる


→土の表面が顕わになる


→根っこが太陽の熱を直に受ける


→暑さにやられて特に細い根っこは死んでしまう


→栄養吸収をする場が少なくなり


→美味しいみかんが出来にくくなる


ということなんです!


雑草は雑草なりにきちんと役割を果たしてくれているんですね。


人生と同じように、無駄な物は何もない。


循環型の持続可能な農業。


それを実践されているのを目の当たりにしたのでした。


まだまだ、習うことは沢山ありそうですヒマワリ