【糖尿病勉強会の講師をしました】野田市北部の内科医の日記 | 「これで納得できた」を目指す千葉県野田市の内科医の医療ブログ

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自分の病気について、検査について、治療について、医師の考えについて千葉県野田市北部の内科医が野田市と周辺の皆様に役立ってもらえたらと考えてつくるブログです。

【糖尿病についての勉強会の講師をしました】

野田市北部の平凡な内科医が現在の場所で診療業務を始めてもう少しで2年になります。平凡ではありますが日々の診療業務を誠実かつ丁寧にと心がけてしていることを評価してくださる方々がいらっしゃいまして、糖尿病の治療についての勉強会の講師のofferをいただきました。

 

今までも学会などで演者になることが勿論多いのですが、一般の方々に対して医療啓蒙という目的で講演をすることも少なからずありました。それでも、いつもいつもなのですが、医療従事者だけでなくその他一般の方も参加される勉強会という場合においては、講演内容をまとめるときに、治療の流れや合理性をどのように表現し、要点をいかに理解していただくかについて随分頭を悩ませます。今回も例外ではありませんでした。

 

今回の記事は講演の内容についてではなく、私が患者さんの治療をするにあたり、ほとんどの方でほぼ期待しうる治療効果を達成可能にするためにしていることについて書きたいと思います。

 

それでは、以下に続けます。

 

【病気の治療法の標準化の意義】

千葉県野田市北部の平凡な内科医の私は医療において、ある病気に対し別々の医師が治療を行っても、その病気に対しそれほどの差がない一定の治療効果が得られるということが大切だと考えています。ある特定の神業のような技術や知識をもった医師だけが可能であるような医療は、医療の質を担保できず、また医療の全体としての質の向上と国民皆保険制度といった点からも、多少の疑問を感じてしまうのです。そういったこともあり、ある疾患についての治療を重症度、年齢、合併症の有無などのいくつかの分類はありますが、原則として治療を標準化することが良いと考えます。そういった基本となるものがあって、患者さん、各々に合わせてアレンジをしていくことが良い結果につながると考えます。何事においても言えることだと思うのですが、基本法則や原理を知らないで、その応用や発展は不可能なはずです。

 

前置きが長くなりまして、いい加減にしろと怒られそうなので、今回は病気の治療における標準化で必須の4個の項目を具体例として挙げたいと考えます。

 

【野田市北部の内科医が考える治療標準化必須4項目】

1病態を正確に理解すること

2治療へのmotivationを患者さんに維持していただくようにすること

3治療目標を数値化するなどして具体化すること

4Evidence based-medicine

 

必須4項目と書きましたが実は医師にとって重要なことは4番目のEvidence Based-Medicineであるといっても良いと思います。1-3は言い換えると、「病気についてしっかりと勉強しましょう。」「患者さんがきちんと治療を継続してされるように医師は努力しましょう。」「大体これくらいで良いといった、大雑把な治療目標はなるべくなら避けましょう。」という意味ですので。

 

Evidence Based-Medicineの詳しい意味については別に記したいと思います。

 

【医学関連の講演・講師・オブザーバー等お引き受けいたします】

野田市北部の平凡な内科医にご依頼がもしもございましたら、可能な限りお引き受けいたしたいと考えております。連絡はメールでお願いしたく存じ上げます。

 

 

 

 

 

 

 

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