相変わらず更新できない日々が続いております。
過去の記事でお茶を濁していきたいと思うのでお付き合いください。
さて、久々に映画を見てまいりました。
【アナと雪の女王】
監督:クリス・バック 、ジェニファー・リー 製作総指揮:ジョン・ラセター
音楽:クリストフ・ベック 脚本:ジェニファー・リー
2013年 102分 アメリカ
◆ストーリー◆
アレンデール王国の王女姉妹の姉・エルサには触れたものを凍らせる
魔法の力を持っていたが、その力を隠しながら女王として即位した。
太陽のような魅力を持つ妹・アナとの喧嘩を発端にエルサはひとり山へこもってしまう。
氷に閉ざされてしまったアレンデールを救うため、姉を救うためにアナは雪山へ向かう。
話題の作品です。吹き替えで見てきました。
まずはまあまあ、ジョン・ラセター様様です。ひと通りなんの文句もありません。
冒頭の氷の切り出しシーンは、いかにもミュージカル然としていて魅力的だったし、
あそこで後にキーマンとなるクリストフの認知のさせ方もうまい。
自分より先にトナカイにニンジンを食べさせるフード演出で彼のほぼ全てを説明している。
さらには、冒頭でクリストフが登場していないと、
物語が進んでアレンデールが吹雪になった時このシーンが回想のように
感じてしまうと思うので、うまいな~と思った。
102分という短い時間の中で、キャラクターの説得力をさりげなくあげる演出が
随所にあって、ほう、ほほう! と思いながら楽しくみておりました。
もちろん歌も素晴らしかった。
という一般的な話はそろそろ辞めにしましょう。
これね、姉妹というものをとてもよく表現していると思うんですよ。
多分、妹より姉の人のほうがいろいろな感情湧き上がったんじゃないでしょうか。
私は妹に先に嫁がれ、甥っ子もいるダメなタイプの姉です。
エルサの悩みも知らずに「雪だるまつくろう~♪」というアナに
良いわね、妹はなにも知らなくて……なんて思っていました。
アナがハンスと恋に落ちたあげく、クリストフにまで手を出した時、私は叫んだ(心で)。
どっちかエルサに残しといてあげてー!!!!!!!
いや、これ物語的にハンスが厄介なのわかってるけど、全部持って行かないで!
最終的にアナとエルサは和解したけど、エルサは恋のフラグ1つもなし。
私はここにね、もっと根深いものを見てます。
映画の中だけの話じゃない。
姉に父性求める問題。
姉も妹も同じ女性なのに、なぜか姉には父性が求められるんですよ。
だって引きこもって問題のあるエルサより、どっかの王子と結婚して
アナを女王にしたほうがいいと思う人も多かったと思うんですよ。
そこをあえてのエルサ女王即位とか、どんだけ父性背負わせるんだ。
物語をとおして姉であるがゆえにエルサが囚われている問題は
何1つ解決していないのではないのか、というのが私が腑に落ちない点。
そんな状態でエルサ中心に見ていると、山で解放されていくシーンで?が。
つーか、ここ予告だともっと1カットで展開してってて
ビックリした気がするんだけど気のせい?
エルサが一番解放したかったのはなんなのか、
自分の魔法の力なのか、周りからの圧力からか。
エルサの歌う「ありのまま」とは、どんな状態なのかちょっとわかんない。
そこでそんなふうにしててもオールOKじゃないんだよ
っていうテイストを残して欲しかった。
それがラストのしっくりこない部分につながっていくんだけど、
エルサの一番良い状態って、魔法が解放できてる=自分の解放が
アナを含めた周囲の人間に認められて受け入れられることだと思うのね。
女王という立場からすると究極、国民から祝福されることだと思う。
けど、エルサ暴走によって凍えてた国民は、
エルサをどう許したのかが描かれていないじゃないですか。
しかも王冠捨てちゃってそのまま。
女王という縛りから解放された象徴にしては
国民、家臣とのつながりがなさすぎる。
父性を課せられた姉、女王だからこそ
国民に受け入れられる何かが必要だったんじゃないだろうか。
アレンデールを救う何かが。
そこがスッキリしない点です。
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