今月の【歴史人】は大奥特集でした!
- 歴史人 2010年 11月号 [雑誌]/著者不明
大奥というと、女の戦い、ドロ沼!- みたいないイメージが定着しておりますが
- 今月の歴史人は奥女中たちの生活様式や
- 建物の構造など、どちらかといえば男性目線の記事が多かったです。
しかし、どうしてもドラマや映画でを観ていると
本当はどうなってんのこれ、と思う部分もたくさんあるので
脳内知識補完に大変役立ちました。
ということで、私、黒田しろが皆様を大奥おたくへ導くべく
割と新しいメディアを紹介しながらその魅力をご案内します!!
長くなりそう・・・。
まず、大奥とはなんぞや!?というところからご案内しましょう。
大奥とは、徳川幕府の時代に江戸城の中にありました。
将軍の奥さんたちとその子供、
その人らのお世話をする女性たちで構成されています。
「お世継ぎを~!!」のイメージが強いかと思います。
その通り、徳川将軍家は徳川家康以来、家が継いできたのです。
世継ぎの男子がいなければ幕府がなくなってしまいます。
とはいえ、家康の直系の男子が代々継いでいたのは最初の頃だけ。
あとは将軍家に血筋の近い家から将軍を選んでいました。
大奥ができたのは、三代将軍・家光の時代です。
ドラマではフジテレビの大奥シリーズの2代目。
「大奥 第一章」がこれに当たります。
よしながふみの「大奥」では2巻~4巻の最初まで。
初期・大奥の魅力は、なんといっても春日の局!
ドラマでは松下由樹が演じていましたね。
春日は家光の乳母ですが、その前の人生も過激です。
家光の時代というと、まだまだ戦乱がおさまってちょっとした時代です。
春日もお江与(2代将軍・秀忠の奥さん)も戦乱でいろいろ苦労した人です。
次期将軍の座を巡って家光派の春日と、
家光の弟・忠長派のお江与で対立します。
フジ大奥はこのバトルがスゴイ。
お江与は高島礼子だし。死ぬまで超コワイ。
お江与は来年の大河ドラマが決まっています。
3度の政略結婚、2度の落城。
男の影に隠れた女の壮絶な人生が今の世にどんなふうに受け止められるのか
楽しみです。
江は上野樹里です。なんかすごいギャップ。
結局、家康がビシっとしたり、秀忠がビシっとしたりして
3代将軍は家光になりますが、家光はなかなか女性とくっつきません。
そりゃあ、春日とお江与なんつー
女のコワイとこだけ抽出しました的な
2人を見てますから、淡い幻想いだいて女性に近づく、なんてことは無理でしょう。
そんな家光のために、
じゃあいろいろ揃えたら1人くらい見つかるでしょうに!!と
非常に男的な思考で春日が女性を集めたのが大奥なのです。
フジドラマ「大奥」でも男女逆転「大奥」でも
尼さん(お坊さん)だったのに無理やり春日が大奥に入れちゃった
お万と家光の恋は、涙なしでは語れません。
特に男女逆転「大奥」の2人は超泣けます。
想いが通じても幸せになれない2人に涙腺崩壊です。
お万には家光の子供ができませんでした。
そこで、お万についていたお玉が立ち上がります。
お玉は家光の側室となり、見事男の子を出産します!!
これが玉の輿といわれるようになった由縁です。
お玉は身分が高い女性ではなかったからですね。
このお玉が産んだ男の子が後のアホ将軍こと
生類憐れみの令を出した綱吉なんですね。
大奥的には、次に話が盛り上がるのが
この5代将軍・綱吉の時代です。
4代将軍・家綱は子供いないまま死んじゃうので。
さて、相当長くて私も疲れたので(笑)
5代将軍・綱吉の話はまた次回~
ここまで読んでくださってありがとうございます。








