今回紹介する記事は
2024年3月7日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【銀座のクラブの記憶】


というタイトルで、
東京学芸部吉井理記氏が、
権力とお近づきになり
何らかのうまみもあるかもしれない人より、
「やせ我慢」と知りつつ、
歯を食いしばっている人こそ、
応援したいことについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 あれは2014年1月の寒い夜のことだった。

東京・銀座の会員制クラブである。

 薄暗い一角で、
自民党の二階俊博と作家の大下英治、
それに二階俊博と親しい閣僚経験者の政治家OBがテーブルを囲んでいた。

 「小説電通」などで知られていた大下英治は1990年代から二階俊博にインタビューを続け、
あまたの「二階本」を出してきた。

 その二階俊博が先日、
自身の資金管理団体「新政経研究会」の収支報告書を訂正し、
大下英治の「二階俊博の政界戦国秘録」
「自民党幹事長 二階俊博伝」など計1万2300冊、
1377万2550円分を購入していたと明らかにした。

 このニュースで頭をよぎったのが、
クラブで額を寄せ合っていた大下英治と二階俊博の姿だった。

二階俊博は他の作者の著作を含め、
総計で約3500万円分の書籍を買っていた。

二階俊博事務所によると、
出版社・作家から、
「出版構想、
最低買取数量を提案され購入した」ものもあるという。

 自身を描いた本や雑誌を政治資金で買い込む政治家は少なくない。

安倍晋三も、
資金管理団体「晋和会」などを通じ、
安倍晋三を支援する文芸評論家が書いた礼賛本を大量購入していたことが報じられた。

 この文芸評論家は朝日新聞の森友・加計学園問題の報道を「虚報」と攻撃し、
安倍晋三の「潔白」を主張する本を衆院選の期間中に出し、
これまた自民党が大量購入したと報じられた。

後に朝日側が起こした訴訟では、
同書の14カ所もの記述について、
「真実性が認められない」として名誉棄損が認定された。

 本が売れない時代である。

前もって政治家がまとまった数を買い取る見込みがあれば、
出版社側には心強い。

権力とお近づきになれば、
何らかのうまみもあるのかもしれない。

でも、
そうして書かれた本が、
作家や出版社の声価を高めるとは限らない。

 物書きにはつらいご時世だが、
「やせ我慢」と知りつつ、
歯を食いしばっている人こそ、
応援したいと思う。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

安倍晋三を支援する評論家が、
朝日新聞との訴訟において名誉棄損で敗訴したことについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

強い者についておこぼれをいただく。

安倍晋三が返り咲いてから、
日本という国はこういった輩が爆発的に増えたように思えてならない。

二階俊博が次回衆院選不出馬を決めたことにより、
作家大下英治の身の振り方はどうなるのだろう。

銃殺された安倍晋三の御用作家も、
朝日新聞を攻撃して裁判で敗訴したが、
今どうしているのか。

権力とお近づきになれば、
何らかのうまみもあるのかもしれない。

されど、
金の切れ目が縁の切れ目よろしく、
これも必然なのかもしれない。

「やせ我慢」と知りつつ、
歯を食いしばっている人こそ、
応援したいと思うことは同感である。


(4)今後、どうするか?    

・吉井理記氏に関する記事をスクラップする。

・権力とお近づきにならないようにする。

・「やせ我慢」と知りつつ歯を食いしばっている人を応援する。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

吉井理記氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

権力とお近づきになろうとする人間とは距離を置き、
歯を食いしばっていたいです。

皆さんも、
権力とお近づきになってうまみを得るよりも、
「やせ我慢」と知りつつ、
歯を食いしばりましょう。

応援したいと思う方々は必ずいます。