今回紹介する記事は
2024年2月22日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【早野透さんの本】


というタイトルで、
東京学芸部吉井理記氏が、
永田町や霞が関を取材する記者こそ、
政治家どもを叱り飛ばさなければならないことについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について

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始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 古書が好きだ。

 特に行間にマーカーがひかれ、
余白に書き込みがある古本の味わいには何物にも代えがたい。

だれかの学びのあと、
努力の痕跡には、
尊さすら漂うと感じる。

 最近、
僕の下にやってきた本もそんな一冊だった。

 朝日新聞の名物記者、
故早野透氏と、
評論家・佐高信氏の対談をまとめた「「丸山真男と田中角栄」(集英社新書)だ。

 早野氏自身の蔵書である。

先日、
佐高氏にお供して、
2人が出演していたインターネットメディア「デモクラシータイムズ」(東京・神楽坂)のスタジオにお邪魔した時、
書棚にあった同書を譲ってもらったのだ。

近くに自宅のある早野氏が、
書庫がわりに本を置いていたらしい。

 赤いボールペンで見返しに、
「早野用」と記されたそれには、
時に頁が真っ赤になるほどの線や書き込みがあった。

学び直すため、
ペンを片手に読み返していたのだろう。

 角栄はじめ歴代政権を取材し、
朝日紙上で名コラム「ポリティカにっぽん」を長年、
書き続けた博識の源に触れた思いがした。

  名物記者は行動の人でもあった。

永田町の赤じゅうたん上の取材に飽き足らなかった。

志願して新潟支局に赴任し、
農家を訪れ歩いて
角栄のルーツと、
民衆にとっての政治の意味を突き詰める連載を手がけた。

後年、
角栄評伝の決定版と言われる「田中角栄」(中公新書)に結実する。

 その早野氏は2年前に急逝した。

 永田町や霞が関を取材する記者こそ、
地方を被災地の中を歩き、
政治家どもを叱り続けなければならない。

 書き込みだらけの本を閉じ、
ふとそう思った。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

民衆にとっての政治の意味を突き詰めることについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

永田町や霞が関に常在する記者達って、
何も知らない新人か矜持を放棄した無頼の八つ腹だろうと思ってしまう。

何故なら、
ご機嫌を損ねるような質問もせず、
ただパソコンをカタカタ叩き、
為政者のふざけた言葉に笑うような輩ばかりだからである。

残念ながら、
政治家をしかり飛ばす記者はあまり誕生しないと思う。

突然変異の如く現れても、
自ら見切りをつけて地方に転職か閑職に左遷が関の山ではないだろうか。

自民党裏金問題が起きても幕引きを許す(というより助長する)ようなマスゴミに、
国民は期待なんてしちゃいないと思えてならない。


(4)今後、どうするか?    

・吉井理記氏に関する記事をスクラップする。

・早野透氏に関心を持つ。

・自ら志願して地方で働く人々を応援する。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

吉井理記氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

古書を読むことは悪いことではないと思われます。


皆さんも、
霞が関や永田町にいる記者に関心を持って下さい。

報道陣としての矜持とは何か、
考えてしまう言動を目の当たりにすると思います。