今回紹介する記事は
2024年2月11日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【財源の制約 万博や防衛費では聞かないようで】


というタイトルで、
放送タレント松尾貴史氏が、
稼いでいるところに甘く、
つらい状況の庶民へはさらに厳しく取り立てることについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて

(1)内容の要約

 NHKのテレビ番組「日曜討論」で、
れいわ新撰組の大石晃子衆院議員が自民党による裏金問題を追及した。

「自民党の方が『疑念を晴らさなければ』と言っているが、
生ぬるい。

全部洗いざらいに(白状)して自首せえ!と。

これに尽きる」
と厳しく批判した。

さらに、
「スタートラインにも立っていない。

このまま通常国会に入ってやられる議論は、
脱税している自民党による増税や戦争ビジネスや改憲。

おかしい。

今回やるべきことの焦点をあえて言えば、
本当にさっさと自民党は解党していただきたい」
と厳しく問い詰めていた。

 NHKの生放送で、
これだけしっかりと批判できている状況に関心をしたけれど、
同席していた自民党の浜田靖一はちらちらと目をやったものの、
番組後半では見向きもせずに司会者の方を向いて、
「こいつ、
黙らせろ」
と言わんばかりの無表情を決め込んでいたように見えた。

この様子からも、
すこぶる痛いところを突かれたのだろうということは手に取るように分かる。

 ほぼ30年で、
自民党が法人税を7度減税し、
その「代わりに」消費税を3度増税した。

稼いでいるところに甘く、
つらい状況の庶民へはさらに厳しい税制にしてしまった。

もちろんこのような状況で格差社会にならないわけがないし、
実際にそうなってしまっている。

 なので法人税率を元に戻して消費税をやめるか減免するだけで、
さまざまな問題が解決するのに、
自民党は献金してくれたりパーティ券を買ってくれたりする業界や団体の意向に沿って政治しかする気が全くないのだろう。

 「消費税をなくすと言うなら、
その財源は?」
といまだに言っている「財政赤字信者」は多い。

もちろんこれは、
政府や財務省が増税しやすくするために拡散する詭弁だろう。

過去最高の税収を上げているのに、
「増税メガネ」岸田文雄は増税に躍起である。

 庶民からは厳しく取り立て、
インボイス(適格請求書)なる面倒でしかない無慈悲な制度を半ば強制的に押し付け、
過去最高の消費税税収だ。

しかし、
なぜか社会保障費は削られ、
国民生活はさらに厳しくなっている。

国民から搾り取った消費税をほとんど社会保障には使われていないのではないか。

国家の財政と庶民の懐具合を同じように考えさせるのは、
権力者の悪知恵である。

 考えてみれば、
「医療費を安くしてほしい」なとという国民が求めることに対して、
政府・与党は「財源」の制約を必ず持ち出す。

それなのに、
「オリンピックの経費が何兆円にも膨れ上がる」
「万博の予算が当初の何倍にも上振れする」
「防衛費を増大させる」
ということに、
政府・与党が「財源がない」という話を持ち出さないのはなぜなのだろうか。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

オリンピック・万博・防衛費に財源の制約がないことについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

財源がないというのに、
インパールシロアリンピック・ミャクミャク万博・米国様様防衛費に対しては、
金に糸目を付けぬ。

この国、
本当に大丈夫なのかと思えてならない。

加えて、
消費税を減税したり廃止なんてしたら、
財源がなくなるという幻想に洗脳されている国民が多い。

国会議員の給料減らせ、
公務員の人数減らせ、
と声高に叫ぶ輩同様、
洗脳からは半永久的に解けないのかもしれない。

庶民からは厳しく取り立て、
稼いでいるところには甘い。

強者を助けて弱者を挫く。

未来に希望を持つのが難しい国JAPANである。


(4)今後、どうするか?    

・松尾貴史氏に関する記事をスクラップする。

・財源の制約に関心を持つ。

・万博や防衛費では財源がないという話を聞かない理由を問い詰める。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

松尾貴史氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

弱いところから厳しく取り立て、
強いところには甘くなる。

国がこれをやると国民がやる気を失います。


皆さんも、
「財源がない」という言葉を鵜吞みにしないようにしましょう。

かたや金に糸目を付けぬ支出があるものですから。