今回紹介する記事は
2024年1月21日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【岸田文雄における年頭の動向 無力感にさいなまれた】


というタイトルで、
放送タレント松尾貴史氏が、
政府にとって都合の悪いものがないように、
新年から規制や禁止令が出たことについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて

(1)内容の要約

 岸田文雄は年頭記者会見で、
能登半島地震の被災地に立地する原子力発電所に関する質問に対して、
まともに答える気配すら見せず、
記者の声を無視して記者会見場を立ち去った。

震災対応に向かったのかと思いきや、
BSフジの生放送に出演した。

自民党総裁選なども話題になったという、
ちょっとしたサイコサスペンスのような光景があった。

がれきに埋もれ、
救助を待ち、
寒さとひもじさにあえいでいる人たちがいる中で。

 新年会も「はしご」したのだという。

もともと冷酷な人格ではないかという印象を持っていたが、
ここまでくると戦慄を覚えてしまう。

 石川県の馳浩による「緊急事態宣言」も、
出されたのは自身が発生してから5日もたってのことである。

なぜこれほど時間がかかったのか。

生死を分ける目安とも言われる被災からの「72時間」どころの話ではない。

被害を過小評価したいという意図を感じてしまう。

岸田文雄が記者会見で、
諸外国からの支援を「現時点で一律に受け入れていない」と説明したことも、
被害を矮小化させたい意図を感じ取った。

 馳浩は元日に東京にいて、
地震発生後に官邸に入り、
自衛隊のヘリコプターに便乗させてもらって石川県庁に入ったのは、
午後11時過ぎだという。

いつになれば被災地を訪れるのかと思っていたら、
なんと14日にようやくである。

馳せない浩ではないか。

これまで被災地に行かなかった理由を問われた記者会見では、
「1月1日から24時間、
知事室に滞在している」
などと語った。

元日の深夜に滑り込みで県庁に到着したのに、
そう語れるのはなかなかの神経だが、
岸田文雄も同じ日まで被災地に入ることはなかった。

 震度7の揺れを観測した志賀原発のある志賀町には岸田文雄は近寄りもせず、
「再稼働を進める方針は全く変わらない」と言い切る。

 国内の有志がボランティアとして向かおうとするも、
「迷惑ボランティアのせいで大渋滞が起きる」
というデマがばらまかれる。

 岸田文雄は、
現地で救助活動をするわけでもないのに、
コスプレよろしく防災作業着に身を包む。

それで胸に赤い造花をつけて年頭のあいさつをしていたのは、
滑稽ですらあった。

 岸田文雄が視察に赴いた珠洲市の中学校舎3階に避難している60代の女性は、
「わずかな時間、
1階をのぞいただけで帰っていった。

分からない」

「自民党派閥の裏金問題もある中でもパフォーマンスではないか」
と語っていた。

現地での取材も、
代表だけに限られるもので、
政府にとって都合の悪い質問が飛ばない形で行われたようにしか見えなかった。

 そんな中、
能登半島でドローンなど無人航空機の飛行は禁止令が出されている。

ドローンによる捜索や物資の輸送は行われているが、
規制なくドローンが飛んでいると救助活動などの妨げになることに加え、
政府にとって都合の悪い者が撮影され、
流出するのを恐れてのことではなかろうか。

 何とも無力感にさいなまれる新年だった。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

新年早々国民や県民を守ろうともしない首長達の愚行について、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

元日からの大震災で幕が開けた2024年。

年頭記者会見の後、
BSフジのネトウヨ番組生放送に出演して、
自民党総裁選などを話す岸田文雄。

翌日の新年会をはしごする間に、
災害関連死された方がいると思うと無念でならない。

馳浩の愚行は、
この記事で紹介されている通りだ。

当日石川県にいなかったのに、
「24時間知事室に滞在している」と語ってしまう輩を首長にした石川県民。

自分の地方自治体首長も同じようなアホしそうな奴選んじまったと思ったあなた、
次回の知事選では投票先を真剣に考えて投じていただきた。

そして、
「迷惑ボランティアのせいで大渋滞が起きる」というデマがばらまかれる国JAPAN。

今回の震災において、
最大の人災がこのボランティア禁止勢力であろう。

被災地にお金を落とせない、
助けに行くことすらできない、
ボランティアしたら叩かれる。

この国はいつから、
人が人を助けることを許さなくなってしまったのだろうか。

最後に、
都合の悪いことは流さないようにすることだけはやる岸田文雄一味。

災害で原発が壊れたら、
「日本詰んだな」と言う言葉が出てきそうな所まで来ているのかもしれない。


(4)今後、どうするか?    

・松尾貴史氏に関する記事をスクラップする。

・被災地に関心を持つ。

・被害を過小評価したいという意図及び矮小化させたい意図にのらない。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

松尾貴史氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

数年前、
震災に遭った自分にとって、
次来たら生きていられるのかなと思ってしまう記事です。


皆さんも、
清濁併せ呑むが如く、
暗い部分も表に出すものに関心を持ちましょう。

都合の悪いことをなかったことにしたり、
被害を過小評価したい・矮小化させたいようなものは、
必ずや露見するものなのですから。