今回紹介する記事は
2024年2月7日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【その日から起こること】


というタイトルで、
論説委員元村有希子氏が、
地震が多発する日本に、
原発はふさわしくないことについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 原子力発電所が海沿いにあるのは、
炉心の冷却に必要な大量の水を確保するためだ。

都市部を避けて建てられるのは、
用地の制約に加えて、
「地元の理解」を得やすいからだとされる。

 財政難や過疎といった地域の課題に関して、
原発誘致という夢物語で解決しようという人たちがいる。

 それが災害で一変するさまについて、
福島県の3病院の関係者らによる手記、
「あの日から起こったこと」(はる書房)は克明に描く。

 東京電力福島第1原発から約4㌔の双葉厚生病院。

地震の翌朝、
政府の避難指示が出され、
患者たちの放浪が始まった。

1号機が水素爆発したのは、
寝たきりの40人をへりの発着場へと贈る作業中だった。

 50㌔離れた公共施設に逃れたが、
避難者の被ばくが判明し、
施設ごと「汚染区域」に指定された。

医療者も立ち入りが禁じられ、
転院が決まった重症患者は冷たい水での「除染」を強いられた。

 原発から約9㌔、
浪江町の病院では、
「治療もできない院外へ出せば患者の生命を危険にさらす」と避難指示を拒んだ。

 通信が途絶し、
「見捨てられたのでは」という不安が広がり始めた頃、
3号機での水素爆発が起きる。

 患者を置いて逃げられないという院長に隊員は、
「原発が爆発したんだ、
死んでもいいのか?」
と詰め寄ったという。

 同書につづられるのは、
見えない放射能への恐怖と、
混乱する状況下での「棄民」とも言える過酷な現実である。

 災禍のさなかにある能登半島には、
北陸電力志賀原発が建つ。

幸い、
震源の帯から少し離れていた。

津波も想定内に収まった。

外部電源の一部が途絶したが、
原子炉は停止中で無事だった。

 だが、
私はそんな「無事」を喜ぶ度量は持ち合わせない。

そもそも今回の地震を想定できなかったのに、
「次も大丈夫だ」と言い切れる保証などない。

 揺れと津波でこれだけの苦難を現地の人々に強いている。

これに原発事故が加わればどうなるか。

 「あの日」を読んで想像力を働かせれば、
結論はおのずと導かれる。

地震が多発する日本に、
原発はふさわしくない。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

日本に原発はあってはいけないことについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

今年の石川県地震において、
志賀原発に関するニュースが少ない。

新聞記事でいくつかスクラップしたが、
テレビのニュースをほぼ見ない自分にとって、
果たして大々的に取り上げているのだろうか。

岸田文雄は視察に行くこともなく、
原発再稼働を高らかに宣言していた。

やっている感だけは安倍晋三・菅義偉から継承しているようだが、
もしここが崩壊していたら…。

日本にある原発が震災で崩壊したら、
日本は「詰む」と言われている。

地震多発国日本に、
原発は不要なり。


(4)今後、どうするか?    

・元村有希子氏に関する記事をスクラップする。

・日本にある原発の場所を改めて調べる。

・原発に関する記事に目を通す。

…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

元村有希子氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

原発が爆発すれば、
「汚染除染」「見捨てられた」「棄民」という言葉が、
溢れ出します。


皆さんも、
原子力発電に関心を持って下さい。

地震大国で稼働していた原発が崩壊したら、
日本という国は「詰む」のですから。