今回紹介する記事は
2023年12月16日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【「捜査中」で答えられぬ?】


というタイトルで、
論説委員佐藤千矢子氏が、
自民党の対応は、
あまりにも国民を馬鹿にしていることについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 自民党の最大派閥・安倍派が、
裏金化していた疑惑は、
底なしの状況になってきた。

 疑惑の解明はこれからだが、
岸田文雄や関係閣僚の対応で、
とても気になったことを一つだけ指摘しておきたい。

「捜査中」を口実に事実上、
説明を拒否することのおかしさだ。

 松野博一は1日2回の記者会見や国会答弁で、
次のように繰り返した。

「…刑事告発がなされ、
捜査が行われていると承知している。

…精査し、
適切に対応していきたい」

 岸田文雄も、
「…捜査に影響を与える恐れがあるから、
控えなければならない」
と何度も述べた。

 だが、
政治家が国民への説明責任を果たすのに「捜査中」か否かは、
関係ない。

堂々と身の潔白を主張すればいいだけのことだ。

 立憲民主党の枝野幸男前代表が、
衆院予算委の集中審議で、
この問題を取り上げた。

 「捜査の対象になっているから答えられないって、
皆さん、
大好きなんだけど、
意味不明だ」

「一般的には、
捜査しているから外にしゃべっちゃいけないなんて、
捜査機関は求めない」

 その通りだと思う。

委員会後、
改めて話を聞いた。

 捜査対象者には、
憲法38条1項の
「何人も、
自己に不利益な供述を強要されない」
という証言拒否権がある。

 「証言拒否権の範囲を拡大解釈しているというべきだし、
自らが被疑者であると事実上、
認めているとも言える。

質問で、
『被疑者に認められている証言拒否権を行使するのか?』
と突っ込んでよかった」
と語っていた。

 かつて国会の証人喚問で、
「刑事訴追の恐れ」を理由に、
民間人が証言を拒んだケースはけっこうある。

森友学園をめぐる公文書改ざん問題で、
佐川宣寿が証人喚問された時もそうだった。

 だが、
まだ具体化していない事件で、
政治家が幅広く「捜査」を理由に答弁を拒むのは、
枝野氏も「あまり記憶にない」と言う。

 自民党の対応は、
この点だけを取っても、
あまりにも国民をばかにしている。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

憲法38条1項を拡大解釈している自民党について、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

憲法38条 [不利益な供述強要禁止、自白の証拠能力]

第1項 自己に不利益な供述を強要されない

六法を引くと確かに条文がある。

政倫審が実際始まると、
自民党二階派武田良太が答弁終了後、
野党筆頭理事の寺田学に対して、
満面の笑顔で背中をたたき、
寺田学が深々と頭を下げるシーンがあった。

立憲民主党の(中に巣食う汚物の一人である)寺田学がどれだけ舐め腐られているのか。

NHKが夕方報じたシーンがインターネット上に掲載されているものの、
新聞や大手テレビ局が、
繰り返しこのシーンを大々的に報じたのを確認できていない。

自分はインターネットの国会クラスタ-による紹介で知った。

今回の記事通り、
自民党は国民を舐め腐っている。

下村博文が政倫審に出るとか、
安倍派に説得されてやっぱやめるとか言っているけど、
貴様はまず加計学園問題に関しての説明をしろである。

参院政倫審に世耕弘成が出席するとかしないとか報道されているが、
真面目に答えないだろう。

そうして幕引き…。

日本が壊れていく。

そう悲観している自分はおかしいのだろうか。


(4)今後、どうするか?    

・佐藤千矢子氏に関する記事をスクラップする。

・国会審議に関心を持つ。

・あまりにも国民をばかにしている輩には鉄槌を下す。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

佐藤千矢子氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

岸田文雄は異例の土曜国会審議までして予算自然成立にこだわり、
官僚達を休日の土・日まで働かせたのは、
今年選挙をするためだという声も聞きます。

被災地ではまだ体育館で雑魚寝が続いているのに…。

彼奴の口から「国民の…」という言葉が出るたびに嘘っぱちと思います。


皆さんも、
国会審議に関心を持ちましょう。

国権の最高機関が舐め腐られている光景は、
自らの眼でご覧いただくのが、
百聞は一見に如かずですから。