今回紹介する記事は
2023年12月2日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【岸田文雄一味と国民のずれ】


というタイトルで、
論説委員佐藤千矢子氏が、
岸田文雄一味が決定的に判断を間違えたことについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 岸田文雄一味の支持率が急落し、
軒並み20%台に突入した。

将来への道筋が示せない政治への不満が背景にあるのだろう。

ドミノ辞任、
経済対策の不評、
自民党派閥の政治資金パーティー収入の過小記載疑惑もある。

忘れがちだg
この間、
岸田文雄一味が決定的に判断を間違えたと思うのは、
やはり神田憲次における辞任の遅れだ。

 神田憲次は、
2013年から十年間にわたり、
固定資産税を滞納し、
経営会社の土地と建物を4回にわたって差し押さえられていたことが、
週刊誌報道で明らかになった。

辞任するまでの1週間弱、
続投意欲を示し、
国会での野党の追及に「精査する」と繰り返し、
詳しい説明を避けた。

与党内からも辞任不可避の声を出ていたが、
官邸は更迭に動かなかった。

 なぜか。

次のような判断があったという。

「税金の滞納は確かに良くない。

だが、
犯罪ではない。

辞任するまでさせるのはどうか」

 先に柿沢未途は、
東京都江東区長選を巡って、
ネット広告を勧めた公職選挙法違反の疑いから辞任し、
買収容疑でも捜査を受けている。

選挙違反容疑の刑事事件と滞納問題では、
悪質性の次元が異なるという理屈のようだ。

 だが、
世間の反応は全く違った。

税制を所管する財務省のナンバー2であるが、
滞納を繰り返していたという異常事態にあきれ、
憤った。

世論の読み誤りである。

 仮に岸田文雄が、
国民の声を受け止めてすぐ更迭し、
「滞納を許さない」というメッセージを発していれば、
印象は変わっていただろう。

国民とのずれが目立つようになってきている。

 神田憲次は、
簡単な文書を出すだけで、
国会で追及された数多くの疑問に未だに答えていない。

 女性との不適切な関係が問題となった山田太郎・柿沢未途・神田憲次、
と続いたドミノ辞任。

さらに、
三宅伸吾は10年前のセクハラ疑惑が報道され、
工藤彰三は旧統一教会のトップと面会を繰り返していたことが指摘されている。

このまま幕引きにしてはいけない。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

官邸が世論を読み誤っていることについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

「税金の滞納は確かに良くない。

だが、
犯罪ではない。

辞任するまでさせるのはどうか」

選挙違反容疑の柿沢未途の刑事事件と、
神田憲次の滞納問題では、
悪質性の次元が異なる(キリッ)。

 だが、
世間の反応は全く違った。

世論の読み誤りである。

自民党裏金問題に置いて、
政治倫理審査会を非公開でやるという自民党、
国民の目に映るようにやれ、
そうじゃなきゃ証人喚問するぞという野党。

自民党の危機対策担当者は、
ポンコツかよ。

そんなに聞かれたらまずいことなのか。

明らかに野党の筋が通っている。

懸念すべきは、
野党筆頭理事が寺田学という、
立憲民主党における愚図であること。

有望議員を産経新聞に虚構を流して葬り去り、
法案審議でいざとなれば自民党と握るという獅子身中の虫。

どうして世論を見誤るような輩がお偉い役職に就いているのよ…。

世論を見誤るのは果たして…。


(4)今後、どうするか?    

・佐藤千矢子氏に関する記事をスクラップする。

・世論に関心を持つ。

・判断を間違えることに目を凝らす。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

佐藤千矢子氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

政治倫理審査会を非公開にすること自体、
官邸及び自民党は世論を見誤っていると思います。

皆さんも、
国会に関心を持ちましょう。

悪いことをしていて居直る輩、
手を貸す愚者、
選挙で次に落とす人間を品定めする機会です。