今回紹介する記事は
2023年11月30日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【奇特な馳浩】


というタイトルで、
東京学芸部吉井理記氏が、
馳浩の告白は、
五輪招致がカネや疑惑まみれであることを再確認させた、
という意味で奇特であることについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について

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始めに読んでほしいブログについて

(1)内容の要約

 この仕事をしていると、
時々贈り物をされる。

 ある地方の担当記者をしていたときの話だ。

異動が決まった僕のため、
市長が送別会を開いてくれた。

帰る時、
封筒を渡された。

3万円が入っていた。

翌日確認すると、
「市長交際費」から支出したという。

 元は税金である。

記者倫理の問題もある。

「毎日記者、
市長から3万円!」
と報じられるのではないかと心配した。

気持ちだけ頂戴し、
全額返した。

 ジャーナリストの田原総一朗のエピソードはケタが違った。

 「昔、
野中広務に呼び出されたことがある。

重い手提げの紙袋を渡された。

1000万円入っていた。

後日
自分で返しに行った」

 この原資はいわゆる官房機密費だったようだ。

生前、
野中広務も講演などで、
「ジャーナリストに機密費を渡した。

返したのは田原総一朗だけ」
と証言した。

 機密費は使途を明らかにせずに使えるお金とされる。

これも元は税金だ。

ジャーナリストに渡したのなら、
何らかの世論懐柔の意図があったのだろう。

 そんなマル秘の金の使途を自ら明らかな奇特な人が現れた。

元自民党衆院議員で石川県知事の馳浩である。

 党の五輪招致推進本部長時代、
安倍晋三に、
「必ず五輪を勝ち取れ。

官房機密費もある」
とけしかけられ、
国際オリンピック委員会(IOC)委員に贈り物を振る舞った、
と明かしたのだ。

 委員も驚いだだろう。

「委員、
馳浩から贈り物!」
といった報道を心配する委員もいるのでは?

先の東京五輪、
国内では談合事件が発覚し、
仏当局も招致を巡る汚職疑惑を調べたとされる。

 馳浩の告白は、
五輪招致が大会の理念であるフェアプレー精神の発露などとはほど遠く、
カネや疑惑まみれであることを再確認させた、
という意味で奇特である。

 札幌五輪開催を目指す本邦だが、
もはや不名誉でしかない五輪招致からは撤退すべきだ。

負の遺産は、
毎年10億円超の赤字を積み上げる国立競技場だけでもう十分だ。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

馳浩の馬鹿丸出しについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

機密費は、
使途を明らかにせず使えるお金。

世論懐柔という、
アメとムチのアメだろう。

当時、
安倍晋三から、
「馳、
必ず勝ち取れ。

金はいくらでも出す、
官房機密費もあるから」
と命ぜられたのだと暴露した馳浩。

竹田恒泰の親父でさえ仏当局に正式捜査されているのに…。

東京インパールシロアリンピックの汚職が、
札幌インパールシロアリンピック招致を白紙にした。

この記事は、
石川県の震災から約一カ月前の記事である。

石川県民は、
一刻も早く馳浩を知事から降ろしたくてたまらないのではないか。

ちなみに任期は令和8年3月26日である…。


(4)今後、どうするか?    

・吉井理記氏に関する記事をスクラップする。

・馳浩のお粗末ぶりを追う。

・地方公共団体の首長に関して調べる。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

吉井理記氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

自分の住む自治体の首長は、
本当にまともな人間を選ばないといけないと思います。


皆さんも、
馳浩の言動を注視しましょう。

保守王国石川においてでさえ、
評判が芳しくないという馳浩。

元国語教師が県民に言葉を尽くして説明できないこと自体、
不幸でしかないのですから。