今回紹介する記事は
2023年11月16日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【イヤなクールジャパン】


というタイトルで、
東京学芸部吉井理記氏が、
人々のやむにやまれぬ行動を冷笑し、
ダサいと思う風潮が強まっていることについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

  ☆新聞記事の紹介について

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始めに読んでほしいブログについて

(1)内容の要約

 作家の桐野夏生さんが漏らした一言がずっと気になっている。

日本ペンクラブの会長だ。

団体として、
人権や言論・表現の自由を守ることを掲げている。

 だから2022年2月、
ロシアのウクライナ侵攻が始まった時は、
日本ペンクラブもロシアを非難する声明を出した。

昨年末、
そのことを尋ねたら、
桐野さんは表情を曇らせてつぶやいたのだった。

 「今の日本ではみんなで政治的な声明を出したり、
まとまって運動したりすることを冷笑するというか、
ダサいと思う風潮が強まっているように思えてならない」

 こうした声明を出すことそのものを疑問視する作家もいるようだ、
とも。

僕も一度ならず、
若手作家から、
「政治について発言するのは自分の仕事ではない」
という言葉を聞かされた経験がある。

 政治に関する発言をしない芸能人の方が珍しい欧米とは、
天地ほどの差がある。

作家も例外ではない。

スティーブン・キング氏のトランプ政権批判は良く知られている。

東洋大教授、
横江公美氏は
「米国では市民がカフェなどで政治を議論する光景は普通である」
と話していた。

 日本では見られない光景だ。

 意見を形で示すデモも、
日本と欧米とでは比較にならない。

ロンドンであったイスラエルのガザ攻撃に抗議するデモには、
7万人が集まった。

米国やアジアでも数万~十数万人規模のデモが続く。

一方、
東京であった同趣旨のデモ参加者は1600人。

日本のX(ツイッター)では、
「デモに意味はない」とのコメントがあふれていた。

 かつて安倍晋三一味は、
日本文化を世界発信する「クールジャパン」という戦略を掲げた。

今や死語である。

クールには、
「かっこいい」のはか、
冷淡・無関心という意味がある。

人々のやむにやまれぬ行動を冷ややかにとらえる。

そのクールさは、
確かに独自の文化ともいえるのかもしれない。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

「狂うジャパン」という冷淡且つ無関心から抜け出せない国であることについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

「狂うジャパン」もとい「クールジャパン」。

この言葉も安倍晋三一味が造った言葉。

本当に死してなお、
碌でもないものばかりその効力が発揮される様は、
まさに呪いなり。

青臭くとも、
真っ当な言動に対して、
冷笑・ダサいと思う・冷淡・無関心が、
東日本大震災以来より酷くなっている国JAPAN。

典型例として、
能登大震災後の通常国会がいい例だろう。

東日本大震災においては、
政府及び政権与党の面々は、
日々憔悴しきっていた。

翻って現在の岸田文雄一味、
我関せずと言わんばかりの姿勢。

ここから導き出される答えは、
「滅びゆく弱者に情けなどいらぬわ」
どこの悪の組織だよ、
である。

本当に、
自分の居住地が被災したら、
きっと助けねぇだろうな、
この国(というより自民党及び連なる2軍・3軍 )と思えてならない。

クールよりもホットという言葉を使えなかったのか。

人は困った時に求める者は温かさであろうに…。



(4)今後、どうするか?    

・吉井理記氏に関する記事をスクラップする。

・「クールジャパン」を死語にする。

・冷淡や無関心から距離を置く。


…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

吉井理記氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

クールジャパンはほぼ死語と生地に載ってますが、
番組名としているものが、
未だNHKBSで放映されてたりします…。

内容は外国人呼んで日本スゴイの連呼番組なので、
打ち切られることを願わずにはいられません。


皆さんも、
クールジャパンと決別しましょう。

冷笑・ダサいと思う風潮・冷淡・無関心…。

ブーメラン♪の如く、
きっと自分たちに返ってきます。