今回紹介する記事は
2023年9月16日付けの
 
「毎日新聞」の記事です。
  
【松野博一に尋ねたい】


というタイトルで、
専門編集委員伊藤智永氏が、
加計学園問題での文書存在否定答弁が安倍晋三に評価され、
「安倍派四天王」入りした松野博一が、
「政府に朝鮮人虐殺の記録が見当たらない」と答弁して留任する酷さについて、
紹介しています。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 ☆新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて


(1)内容の要約

 関東大震災後の東京再建はめざましく、
6年半後には帝都復興祭が行われ、
諸外国を驚嘆させた。

ところがその15年後、
東京は米軍の大空襲により再び廃墟と化す。

天災から戦災(人災だ)へ。

その間の短さは何を意味するか。

 復興債の約半年後、
震災を耐え抜いた東京駅で浜口雄幸首相が右翼に襲われた。

それを皮切りに1930年代、
東京ではテロやクーデターが相次ぐ。

並行して大陸への侵攻が進められ、
日中戦争の泥沼化は日米開戦を招いた。

 いかに国家や民族の大義を掲げようと、
戦争は究極のところ、
日常からいきなり兵士に仕立てられた普通の人々が、
明日から人殺しを命じられる権力の強制である。

人々が「自分も人を殺せる」と信じるには、
日常の中で暴力への拒否感を摩滅させる「訓練」期間が必要だったに違いない。

 ウクライナ戦争も、
国家レベルの理屈の前に、
ソ連崩壊後の30年間、
ロシア・ウクライナ両国で、
人々が日常における暴力への感度を鈍らせてきた、
「心の準備」期間を抜きに語ることは難しい。

 戦前の日本人は、
どうして暴力へのタブーを緩めていったか。

中国大陸へ派兵された一般民衆の暴虐さには、
職業軍人や軍上層部が驚き嘆き、
手を焼いた。

関東大震災時の虐殺事件が重要なのは、
日本人とは何者か、
自分たちの本当の姿を知る上で無視できない経験だったからにほかならない。

 虐殺は、
地震被害の少ない周辺の各県でも数日遅れで起きた。

実行集団の中心には、
朝鮮3・1独立運動鎮圧やシベリア出兵で「反日討伐」を経験した在郷軍人がいた。

世論は、
日本の大陸進出に反抗する動きを自分たちへの攻撃と受け取る被害者意識もあった。

軍や警察が民衆の暴発を止めよとしながら防げなかった事件もある。

 実行に加わらなくても、
多くの人々が虐殺を見聞きした。

話は日本中に伝わり、
誰もがうわさでは知っていたが、
政府は大半を不問に付して記録を消し、
流血の経験は沈黙のうちに蓄積された。

 あれから100年。

関東では多くの催しがあり、
どこでもたくさんの真剣な目が、
何があったのか知りたいと問いかけている。

 「政府に記録が見当たらない」。

8月に記者会見でこう発言した松野博一が留任した。

加計学園問題で文書の存在を否定する答弁が安倍晋三に評価され、
「安倍派四天王」入りした元文部科学大臣だが、
今度は何のそんたくか。

戦える国になるための準備と勘ぐられても仕方あるまい。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

反知性派集団安倍派の「四天王」入りした愚者について、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?

元日の震災における官房長官記者会見において、
林芳正の質疑応答を見て、
松野博一が更迭されて本当に良かったと思った。

何故なら、
林芳正は記者の目を見て答えるためである。

松野博一は記者の目を見ず原稿棒読み…。

菅義偉や加藤勝信も同様だが、
人の目を見て話をする聞くことができない愚者に震災対応なんかやらせたら、
心配でたまらない(というより人として最低限身に付けておくことができない反知性)。

松野博一がクビになって心底良かったと思った年初めである。

加計学園問題時代、
文部科学大臣として安倍晋三ご意向文書の存在を否定する答弁をして、
安倍晋三に評価されて「安倍派四天王」という反知性の極みに登用された松野博一。

東京地検特捜部は、
安倍派幹部の裏金を立件しないらしい。

黄色いペンキではなく、
もっと汚い色のペンキを東京地検の前に大量にぶっかけられても、
文句は言えないだろう。

不信任決議の際に否決されたことで気持ち悪い満面の笑顔を見せた松野博一は、
これを予見していたのだろうか。

反知性は国を壊すという言葉を忘れない。


(4)今後、どうするか?    

・伊藤智永氏に関する記事をスクラップする。

・加計学園問題に関心を持ち続ける。

・松野博一という反知性者を忘れない。



…今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。
  

伊藤智永氏に関する記事は、
以前も紹介しました。

「安倍派四天王」、
反知性の代名詞として後世に残してほしいです。


皆さんも、
反知性派と決別しましょう。

こんな人たちに負けるわけにはいかない?

あぁそうだな、
こんな反知性者達に殺されるわけにはいかないですから。