今回紹介する記事は
2021年7月4日付けの
     
「北海道新聞」の記事です。
      
【イカ 食感や味の変化 お好みで】


というタイトルで、
元女子スキージャンプ日本代表コーチで、
「選魚職人」を目指して修行中の山田いずみ氏が、
イカ奉行が語る好み三つについて、
紹介しております。

いつもどおり、
「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。
 
(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

新聞記事の紹介について

(発信者が重視するテーマに関してはこちらをご覧ください)

始めに読んでほしいブログについて

(1)内容の要約

 道南スルメイカ漁が6月1日に解禁された。

今回はイカを紹介する。

 イカは世界で450種類以上あるそうだ。

このうち、
食べられるのは30種類ほど。
 
イカ好きの私としては、
全制覇したいところである。

 スルメイカはマイカとも呼ばれ、
消費者が良く目にする定番である。

函館名物のイカソーメンやイカめし、
塩辛に使われ、
和洋中を問わない万能食材である。

 ヤリイカはおとなしく、
スルメイカは隙あらば、
敵にかみつこうとするどう猛さがある。

イカにも性格があるのだが、
性格で見極めるのは無理がある。

 見分けるポイントは、
まずヒレである。

ヤリイカは、
先の方に短くついているヒシ形、
スルメイカは少し短め。

ヤリイカの足は短くきゃしゃだが、
スルメイカは長くて太い。

最もわかりやすいのは目の周り。

ヤリイカは黒目と白目があり、
スルメイカは黒目。

観察してみてほしい。

 今年もスルメイカは記録的な不良である。

市場に入荷されているが、
飲食店などからの注文が少ないこともあり、
価格は例年以下である。

自宅のディナータイムに旬のスルメイカ料理も加えてみていただきたい。

 一鱗共同水産のスルメイカ担当で、
知識と経験、
目利きの正確さから「イカ奉行」と呼ばれる選魚職人に、
スルメイカの楽しみ方を聞いた。

 スルメイカは取った後、
時間がたつと食感、
味が変化する。

好みは、
①    食感楽しみ型
②    バランス型
③    甘味集中型
に分けられる。

①    の人で子コリ食感を楽しみたいなら、
活イカを出す店で食うべし。

②    は食感も甘味も楽しみたいというわがままな人。

朝、
獲れた黒いイカを選んで食うべし。

③    はとにかく甘さを求める人。

グニョグニョしていようが真っ白いイカを食うべし‐。

ぜひ参考に。

 ヤリイカの旬は2~4月で北海道のほか青森、
宮城が主な産地である。

身は薄く歯応えや味わいは柔らかくて上品。

うま味が口いっぱいに広がるのが最大の特徴である。

寿司ネタに使われるが、
加熱してもおいしい。

別名は「ササイカ」である。

 アオリイカ、
コウイカも飲食店、
食卓に並ぶ。

アオリイカは5~8月が旬で、
北海道以南の沿岸に生息している。

歯切れのよいコリコリとした食感で甘み、
うま味ともに一級品である。

漁獲量が少なく、
産地以外ではなかなか見かけない。

 10月~翌年4月、
瀬戸内海沿岸や九州でよく取れるのがコウイカ。

春に生まれ、
夏から秋に取れる小さなコウイカは、
「新イカ」と呼ばれ、
お寿司屋さんでは高級ネタとして取り扱われている。


(2)なぜこの記事を切り抜いたか    

イカについて、
紹介した記事のため。


(3)自分はどう思うか?
 
日本は世界一のイカ消費国である。

食用イカの約50%をスルメイカが占めている。

栄養バランスが良く、
タウリン豊富である反面、
コレステロールも豊富なため、
いただく際には注意する必要がある。

選び方として、
指先で腕の吸盤に触れると吸い付くものがよい。

イカは、
TAC(漁獲可能量)制度の対象魚種である。

TAC制度とは、
魚ごとの捕獲できる送料を定めることにより資源の維持、
回復をはかる資源管理手法の一つである。

対象魚種は、
サンマ・スケトウダラ・マアジ・マイワシ・ゴマサバ・スルメイカ・ズワイガニ、
である。

イカの成分・特性として、
リンが豊富なことが特徴である。

北海道の主な漁獲地域として、
渡島総合振興局函館市が、
漁獲量及び漁獲金額とも全道一である。

塩辛に使われるイカは、
アニサキスを殺すため、
一度凍結したものを使用する。

この記事では、
北海道ではあまりとれないアオリイカやコウイカも取り上げている。

イカ一つをとっても、
奥が深い。

前回のトキシラズ紹介から、
「魚食」に繋がればという思い出始まったシリーズだが、
勤務形態の変化により、
9月の記事が最後となってしまった。

名残惜しいことこの上ない。


(4)今後、どうするか?

・山田いずみ氏の記事をスクラップする。

・イカに関して調べる。

・「魚食」を積極的に取り入れる。


今回も自分の勉強がてら、
まとめてみました。

山田いずみ氏に関する記事は、
以前紹介しました。

世間では肉を摂取することに、
異常なほど執着する番組が多すぎます。

天邪鬼な自分は、
もっと魚食を愛でる作品が増えてもいいと思えてなりません。


皆さんも、
「魚食」に関心を持ってみて下さい。

電波から流れる情報にただ流されるのではなく、
自分の頭で考えて決断することを普段から意識することで、
面白い食材に巡り合えるのではないでしょうか。

ぜひ自分なりの食材を探し当てて下さい。