今回紹介する記事は

201828日付けの

                              

「北海道新聞」の記事です。

  

【定年後の生き方 タテ社会の意識捨てて 】

 

というタイトルで、

「第二の人生」とは、

タテ社会からの卒業と心がけるべきということについて

作家藤原知美氏が各自核論に寄稿した内容について、

紹介します。

 

 

つもどおり、

「4つ」の視点でこの記事を見ていきます。

 

(4つの視点についてはこちらをご覧ください)

 新聞記事の紹介について

 

1)内容の要約

 

いまだ日本の組織は、

おおかた組織最優先だ。

 

そこでの人間関係に秩序をあたえているのが、

「タテ」の意識で組まれており、

上下の意識である。

 

そこでインプットされた序列感覚が、

骨の髄まで染みついている人がいる。

 

しかも悪いことに、

その自覚がないという者が多い。

 

ボランティアなどの社会活動、

趣味のサークル、

地域のコミュニティなどは、

「ヨコ」の意識でのつながりが必要とされ、

上下の区別がない対等な関係を基本としている。

 

定年後にも「タテ」の意識に縛られてしまい、

新たな「ヨコ」のつながりを築けないまま社会の中で孤立してしまうことに、

男女の区別はない。

 

たわいない日常会話という、

他人とのおしゃべりに「くだらないもの」などない。

 

コミュニケーションである限り、

必ず意味がある。

 

「タテ」の意識を捨てて、

隣の誰かと「ヨコ」の関係をつくることからはじめよう。

 

「第二の人生」とは、

タテ社会からの卒業とこころがけるべきである。

 

  

(2)なぜこの記事を切り抜いたか         

 

空気の読めない堅物とよく言われる自分にも通じるものがあるため。

 

 

(3)自分はどう思うか?

 

藤原智美氏の各自核論は、

新聞スクラップノートを始める前から掲載されれば、

必ず読んでいた。

 

以前も孤独時代で紹介しており、

氏の考えに関心を強く持っていると、

ブログ発信を続けることにより強く確信した。

 

日本と言う国は、

組織最優先、

上下の意識、

序列感覚という「タテ」の意識が、

幅を利かせているのは間違いない。

 

公私問わず権力者が好んで使い、

閉塞感を生みだしていると、

常日頃感じている。

 

かくいう自分は、

そのような感覚を忌むべきものとしつつも、

他人とのおしゃべりを「くだらないもの」と見下して、

会話に加わらず、

孤立するという経験を繰り返している。

 

「背に腹は代えられぬ」のことわざを思い出しながら、

仕事以外の場所では、

柔軟な思考を少しずつ取り入れていくようにしている。

 

 

(4)今後、どうするか?

老人はもう変われないが、

それに比べて自分はまだ若いので

変わる精進をする。

 

作文教室ゆう講師から勧められた、

タテ社会力学を読み、

タコツボ組織の話に目を通す。

 

北海道生産性本部主催セミナーを受講するので、

この記事に関する自分の思いを簡潔にまとめ、

講師に質問してみる。

 

 

…今回も自分の勉強がてら、

まとめてみました。

 

序列感覚が骨の髄まで染みついた人間を侮蔑する反面、

たわいない日常会話を下らないものと見下して会話に加わらない自分は、

同じ穴の貉と耳の痛い記事でした。

 

人生百年時代において、

対等な関係を築く「ヨコ」の繋がりを築くには、

仕事以外の行事に参加し、

勇気を出して関係をつくることから始めることが大事なりますね。

 

 

皆さんも、

「タテ」の序列感覚から卒業し、

「ヨコ」の対等関係を築くために何ができるか、

定年後ではなく、

現在の自分が何をできるか、

一考する価値はあると思いますよ。