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< 未来食講座 15>
体を温め、腸を元気にする雑穀甘酒
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① 日本人の保健飲料だった甘酒
江戸時代の絵に天秤棒を担いだ
甘酒売りの絵があります。
甘酒の季語は5月、
なぜなら、
5月の声を聞くとちらほらと江戸、
上方の辻に甘酒売りが出始め、
冷たい甘酒を1杯いくらで売るのです。
そして、
その数はどんどん増え
千件以上にも登ったそうです。
この甘酒、
戦前まで日本の農家の
常備発酵栄養ドリンクでした。
地域によっては昭和50年頃まで、
おばあちゃんが麹(こうじ)で仕込んだ
自家製甘酒を毎日飲んで健康に暮らしていました。
江戸や上方は都会だったので、
単身者も多く、甘酒を家で作れるほどの
家に住む人は少なかったので、
甘酒売りの出番となったのです。
懐かしい飲み物であり、
夏の健康維持に書かせない飲み物と
認識されていたようです。
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