自然のまっただ中に飛び込んで
耕して、料理して、子育てしていたら、
ニンジンが努力して
ニンジンになるってことはない
ことが良くわかった。
大胆柄の小袖ドレス、何の模様か分かりますか。
ニンジンはニンジンとして成長する
プログラムを内蔵している。
だから、私も同じ、
私は、私になる
過程を楽しめばいい
と、スッキリ思えた。
ニンジンだけでなく植物の種には、
こういう温度になって、こういう湿度になったら
根を伸ばす、芽を出す、
次はこうなったら花を咲かせる、
というプログラムが
組み込まれている。
動物のお母さんはお産の学校など行かなくても
子供を生み、生まれると体をなめる。
赤ちゃんの方は、何も教わらなくても
おっぱいを吸い、ちゃんと成長して
ネコはネコに、犬は犬になる。
さらに、生命体には、
外界に反応して動き成長するという
自然の秩序があって
それは、人間にもある。
例えば、
桜の花は、開花する時を
自分で決めることはできない。
ある気温になったら一斉に咲く
というプログラムになっている。
勝手に早く咲くことも、
その時、咲かないこともできない。
包む環境のサインによって
成長し、咲き、実をつけ、枯れる。
植物も動物もみんなその循環の中で生きている。
それが幸せ！
この写真は猫じゃらし（エノコログサ）、金の産毛まとってツンと真っ直ぐ立ってるのがキンエノコロで、その間に、穂がしなって垂れている緑のエノコログサが見える。ソレゾレがソレゾレの形に、色に、この季節に輝く。
でも、人間は
高性能の脳を持っちゃったから、
違う反応をしちゃう。
私になるための適確な刺激が来ているのに、
それに対して逆反応をしてしまったり、
気づかなかったり、で
ずれた動きをしだしてしまった。
本来なら、最高の私へのプロセスを楽しめたはずなのに
だんだん自分を否定するようになって、
私じゃないものになろう、
私じゃないものになろうって。
でも、私は私にしかなれない、
ニンジンがダイコンになることは絶対無いように。
絶対に起きないことを望むので
現実を受け入れられないし、楽しめないんだ。
私に組み込まれている
最高の私になるプログラムが作動するプロセスを
思いっきり楽しむ。
夏に仕上がった愛のデッキに立ったら、いのちの泉を歌いたくなって、森の木々達を観客に、歌ライブを楽しんだ。心地よい秋の空気も、まぶしいお日さまも、みんな喜んでる。
そのプロセス全部が、幸せに充ちた
瞬間、瞬間なんだと気づいたときから
がんばる必要がなくなった。
だって、
赤ちゃん本人が望まなくても
時がたてば成長しちゃうように
私は、
今、ここ、私の体、私の暮らし、
私の手、私から湧き出る思い、
ピッと来る刺激への感応、
それをただただ楽しんでいれば
最高の私へと成長して行く。
明日はどんな私が表れるのか、
私はどんなプログラムを内蔵しているのか、
と考えるようになったら
毎日、思いっきりリラックスして
私と私を取り巻く世界との響き合いから
生まれる今の一瞬一瞬を
心からリラックスして楽しめるようになった。
今から始まる未来にひらかれた今の一瞬一瞬は、
いつでも驚きと感動に満ちている。
私が私になるプロセスで楽しむ大冒険！
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