「つぶつぶ」は、個性派揃いの魅力的な雑穀たちに
私がつけた愛称です。
戦後の西洋化、近代化とともに、畑からも、食卓からも、
人々の意識からも消滅しかかっていた雑穀。
私が出会った30年前、雑穀は絶滅の危機に瀕していました。
ネガティブなイメージをかぶせられたまま
歴史の彼方に消えようとしている雑穀たちの復権こそが、
未来をひらく
という閃きがやってきました。
雑穀の深いおいしさと食材としての可能性に魅せられた私は、
雑穀という名前につきまとっていたネガティブなイメージを
一掃するために「つぶつぶ」と呼ぶことにしたのです。
雑穀に出会うまでの私は、真実を求めながらも得られず、
「ちっぽけな私が、
何を思っても、
何をやっても、何も起きない。」
という無力感と諦めの気持ちでいっぱいでした。
雑穀と出会って、絶望が希望に大転換しました。
価値がないと思いこまされていた雑穀がこんなにおいしくて
栄養価も高くて、使命を持って再登場してきたことを知った時、
私も雑穀と同じなのではと思えてきたのです。
私という存在のの価値や力も、
本当は雑穀のように大きく深いのではないかというイメージがどんどんふくらみました。
つづく
一気に読みたい方は下記電子書籍をどうぞ♪
\まずは無料登録/