枕でお馴染みの「ソバ殻」を
むいたソバが「粒ソバ」です。
「ソバ米」「実ソバ」とも呼ばれています。
中国の雲南省がルーツと言われ、
寒冷地や痩せ地で育つタデ科の1年草です。
極めて丈夫な野性的植物で、
80日で刈り取れます。
春播きで夏に収穫する夏ソバと、
夏播きで秋に収穫する秋ソバがあります。
粒ソバは、白米の2倍近くのタンパク質と
脂質を含んでいます。
さっと煎り、水を加えて20分煮るだけで簡単に炊けます。
未来食では「ポークミレット」と位置づけています。
ソーセージも、ロールキャベツも、餃子も、
粒ソバがあれば、肉なしでおいしくつくれます。
ソバの実を粒のまま調理して食べる習慣は世界各地にあります。
代表的なものはロシア地方の
カーシャ(おかゆ)です。
世界のソバの9割はソ連でつくられています。
ソバ粉の料理は、ソ連やアジアだけでなく、
イタリアやフランスでもよく食べられています。
北イタリアではソバ粉のパスタ、
フランスのブルターニュ地方では
ソバ粉のガレット、ロシアのブリヌイは
クレープの原型と言われています。
現在でも欧米では、
どこの食料品店でも粒ソバを買うことができます。
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