太陽光を追い蓄電池が急拡大 太陽光併設蓄電池の事業性とTMEICの取り組み |  NPO法人日本住宅性能検査協会 建築・不動産ADR総合研究所(AAI)

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太陽光併設蓄電池の事業性とTMEICの取り組み

市場背景

  • 再生可能エネルギーの急増: 太陽光・風力発電の増加に伴い、需給調整機能を持つ定置型蓄電池の需要が世界的に高まっている。
  • 各国政府の支援: 米国や日本をはじめとする各国政府が、蓄電池導入を後押しする政策を打ち出している。
  • 市場規模の拡大: 定置型蓄電池の世界市場は、2030年には400GWh近くに達すると予想されている。

TMEICの取り組み

  • 蓄電池システム向けPCSの開発: 太陽光発電向けPCSでトップシェアを持つTMEICは、蓄電池向けPCSの開発を早期に進め、実績を積んできた。
  • 大規模蓄電池プロジェクトの実績: 北海道など、国内の大規模な太陽光・風力発電所に併設する蓄電池プロジェクトを数多く手がけている。
  • 新たな蓄電池市場への対応:
    • 系統用蓄電池: 関西電力との共同プロジェクトなど、大規模な系統用蓄電池の構築実績がある。
    • FIP併設型蓄電池:
      • 既存のメガソーラーの空きスペースに設置できるよう、モジュラー化されたシステムを開発。
      • PCSや周辺機器の標準化により、施工性とメンテナンス性を向上。
      • リチウムイオン電池の種類も、NMC系だけでなくLFP系にも対応。
      • 充放電の制御性、応答性、安全性に優れたシステム設計。

FIP併設蓄電池のメリット

  • 売電収入の増加: 卸電力市場の価格が高い時間帯に売電することで、売電収入を増やすことができる。
  • 出力制御への対応: 出力制御が発動された際に蓄電し、価格が上昇した際に放電することで、収益を確保できる。
  • FIT案件の収益性向上: 売電単価が低いFIT案件でも、FIPに転換し蓄電池を併設することで、収益性を向上させる可能性がある。

まとめ

TMEICは、蓄電池市場の拡大を見据え、様々なタイプの蓄電池システムの開発と提供を行っている。特に、FIP併設型蓄電池は、太陽光発電の収益性を高める新たな手段として注目されており、TMEICの技術力と実績が求められている。

 

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