レオパレス21の2024年4〜6月期連結決算に関する要約
日経新聞2024年8月9日
- 業績好転: 純利益が47%増の97億円と大幅増。売上高も2%増、営業利益は35%増と、増収増益となった。
- 外国人労働者の増加が追い風: 主力である単身者向けアパートの需要が、外国人労働者の増加により大きく伸びた。
- 賃貸市場の需給逼迫: 単身者向けアパートの需給が逼迫し、家賃が上昇。法人契約も増加し、飲食や宿泊業の外国人社員増加が業績を後押しした。
- 外国人入居者数過去最大: 外国籍の利用戸数が4万7651戸となり、全体の10%を占める過去最大の規模に。
- 施工不良問題からの回復: 2018年の施工不良問題発覚以降、低迷していた入居率や家賃が回復。成約家賃単価の平均値は施工不良前の水準を上回った。
- 改修工事の進捗: 約7万1800戸の改修が完了し、残り1万1000戸程度となっている。
- 借入金の借り換え効果: フォートレス・インベストメント・グループからのローンを借り換えたことで、支払利息が大幅に減少し、利益を押し上げた。
- 通期予想は据え置き: 純利益の通期予想に対する進捗率は高いものの、業績予想は据え置かれた。
業績好転の要因
- 外国人労働者の増加: 単身者向けアパートの需要を喚起
- 賃貸市場の需給逼迫: 家賃上昇に繋がり、収益改善
- 法人契約の増加: 特に飲食・宿泊業からの需要が大きい
- 施工不良問題からの回復: 入居率・家賃の回復、企業イメージの改善
- 借入金の借り換え: 金融コストの削減
今後の展望
- 外国人労働者の増加が続く限り、単身者向けアパートの需要は堅調に推移する可能性が高い。
- 改修工事の完了により、さらなる入居率向上と家賃単価の上昇が期待できる。
- 法人契約の拡大にも力を入れることで、安定的な収益基盤の構築が期待できる。
ただし、今後の経済状況の変化や、競合他社の動向など、様々な要因によって業績は左右される可能性があるため、注意が必要である。
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