No.9 ===
Q:最近の新築住宅は、断熱性能が優れているということですが、中古住宅の断熱性は、どのように調べたらよいですか?
A:住宅の省エネ基準が定められたのは、昭和55年(1980年)です。その後の住宅には断熱材が入っているはずです。「はず?」というのは、その当時の住宅では、断熱材は入っていても厚みが充分ではなかったり、施工もいい加減なケースが多くありました。壁には入っていても、隙間だらけだったりしていました。天井や床下には、入れていない場合も多くあります。
省エネ基準は、平成4年、平成11年、平成15年と何度も改正されています。現在の新築と同様の基準は平成15年(2003年)です。中古住宅の断熱性能は、設計図とともに建物を実際に確認する必要があります。その上で、建物の改修を進めれば中古住宅の再生が可能となります。中古住宅であっても、断熱性能を良くすることは、難しくありません。
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