ホシデン 既存設備の活用で「ペロブスカイト太陽電池」の製造原価を抑える.2024年度の後半量産 |  NPO法人日本住宅性能検査協会 建築・不動産ADR総合研究所(AAI)

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ホシデン
既存設備の活用で「ペロブスカイト太陽電池」の製造原価を抑える.2024年度の後半量産

 ホシデン(6804)は、2021年4月からペロブスカイト太陽電池の事業に参入。

液晶ディスプレイで使う透明電極基材を活用することで製造原価を削減しており、2024年までに韓国やベトナムのフィルム型タッチパネル生産工場での量産開始を目指しています。

 

ペロブスカイト太陽電池は、主材料が特定鉱物に依らないためカントリーリスクの影響が小さく、また200℃以下の低温プロセスでの製造が可能なため、使用電力の低減により、大幅にCO2が削減できます。そのため、真の環境対策の切り札として、経済産業省を筆頭に国を挙げて、社会実装に向け取り組んでおります。

 

当社はこれまでディスプレイ関連商品を手掛けてまいりました。ディスプレイと太陽光発電は、同じ光電変換素子として、光と電気のエネルギーを変換するものであり、その原理から構造やプロセスが類似しているため、新規事業としてペロブスカイト太陽電池への参入を表明いたしました。

 ペロブスカイト太陽電池の大きな特徴は、環境対策というだけではなく、既存の太陽電池に比べて軽量、かつフレキシブルな構造も可能という技術的優位性を確保し、これまでになかった用途への拡大が見込まれます。また結晶シリコンは赤外線領域に強い感度を持っていることに対し、ペロブスカイト太陽電池は、可視光領域に特化して受光感度を高めることが可能です。そのため、室内光においては、シリコンを凌駕する変換効率を得られております。

 

当社はこれらの特徴を活かし、また一早く事業化する目的から、IoT機器や携帯機器などの電源としての用途を検討してまいりました。今回、室内での使用を想定した機器への搭載を検討される戦略的パートナーに、量産化するための原理試作を提供し、量産を前提とした開発を進めてまいります。また顧客が開発を進めやすいように、各種センサーや、ブルートゥース通信モジュールが搭載可能な、二次電池を含んだ無給電の電源モジュールを開発しており、夏頃のリリースを計画しております。

 

2023年度後半から量産を前提としたサンプル開発を行い、2024年度の後半の量産を目指します。(Hpから)

 

ペロブスカイト太陽電池アドバイザー

 

ペロブスカイト太陽電池アドバイザー認定講座 2024年1月10日開講予定

                 受付開始 2023年11月1日から

 

公式Hp ペロブスカイト太陽電池アドバイザー

 

名称:NPO法人日本住宅性能検査協会<ペロブスカイト太陽電池活用研究会>

本部:東京都中央区日本橋堀留町1-11-4 第二吉泉ビル5F

TEL:03-3524-7215(受付:10:00~18:00(平日のみ))