国交省「公共建築工事標準仕様書」の指針
国土交通省大臣官房営繕部が発行している「公共建築工事標準仕様書」というものがあり、この標準仕様書は、建築工事施工の際の指針となっています。
タイル施工に関しては、平成7年(1995年)版では、コンクリート下地にタイルを張る場合の留意事項として、
- 下地補修材の選定や施工上の管理に注意すること
- 油脂系の型枠離型剤を使用している場合は貼付け前に下地コンクリートの「ケレン清掃(貼付けモルタルの不着を良くするためワイヤーブラシ等でコンクリート表面に傷をつける作業)」を実施する
ところが平成17年(2005年)に同仕様書が改定され、タイル貼り付けの基準がかなり詳細に書かれています。
1.。剥離防止のための清掃及び目荒しを確実に実施する
2。下地面の精度は長さ2mにつき6mmを標準とし、不陸の著しい個所は不陸調整をする。
3。不陸調整用の補修モルタルは品質の保証された既製調合モルタルとする。
4。型枠剥離剤を用いた場合は、剥離剤が残り接着不良を起こすことがあるので、タイル貼り付け前に下地の清掃を、水洗い・ブラシ掛け等により実施する
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