賃貸経営シリーズ(賃借人編)
<階下のテナントの問題>
(質問)
階下のテナントが変わり、『ステーキ屋』になった。
開店して以来、肉の焼ける匂いが一階のエントランスはもちろんエレベーターの中にこもり、最上階の部屋まで臭いが上がってくる
洗濯物も臭いがつく為、ベランダに干せない。あきらかに日常生活に支障をきたしている。
最早引越しをするしかない(したい)と思うのだが、このように不可抗力で入居した時と生活環境条件があきらかに変わ
(回答)
法的に言えば、「あきらかに日常生活に支障をきたし」ているとい
問題は、「あきらかに日常生活に支障をきたし」ているということ
それが可能なら、損害賠償請求の一環として、支払ったお金の返還や引越し代の負担なども可能でしょう。
しかし、その証明ができず、家主から、「それは感じ方の違いだけ
したがって、まず、「あきらかに日常生活に支障をきたし」ている
仲介業者と交渉してもまったく無意味です。
入居後に、家主物件のテナントが代わったことについては、何の責任も発生しないからです。
家主には、民法上の「使用収益させる義務」がありますので、その義務が果たせていないということの交渉ですので、交渉相手は
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