無風のFOMCの中で風向きを読む
メールサービスメンバー募集します
『ここをクリックして入ってください』
🐱『今朝も3時から起こすなよ!!』
小生『金融マンとしてFOMCの日に時起床は当たり前』
🐱『今日はスペースの都合で速攻本題に入ります』
FOMCの声明文は以下の通りでした。
『純輸出の変動がデータに影響を与えているものの、最近の指標は経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している』
『失業率はここ数カ月間、低水準で安定しており、労働市場の状況は引き続き堅調だ』
『インフレ率は依然やや高止まりしている』
『委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す』
『経済の見通しを巡る不確実性はさらに増している』
『委員会は2つの使命の両面に対するリスクを注視しており、失業率の上昇とインフレ率の上昇のリスクが高まっていると判断』
『目標を支援するため、委員会はFF金利の目標誘導レンジを4.25−4.50%に維持することを決定した』
『FF金利の目標誘導レンジに対する追加調整の程度と時期を検討するに当たり、委員会は今後もたらされるデータ、変化する見通し、リスクのバランスを慎重に評価する』
『委員会は引き続き国債、政府機関債、およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける』
『委員会は雇用最大化を支援し、インフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む』
『金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する』
『もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある』
『委員会の評価は、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する』
『今回の金融政策決定は全会一致』
『カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁は今回代理で投票』
赤文字はタカ派的な内容、青文字はハト派的な内容。
個人的にはこの声明文の内容は可もなく不可もなく・・・。
サプライズもなく、中立的な内容であったと思います。
パウエルFRB議長の会見は以下の通りでした。
『労働市場は最大雇用、もしくはそれに近い水準』
『経済は依然として堅調』
『インフレ率は大幅に低下』
『失業率上昇とインフレ率上昇のリスクが高まっている』
『現在のスタンスで良好な状況を維持』
『賃金上昇は引き続き緩やか』
『労働市場の状況は依然として堅調』
『第1四半期のGDPの落ち込みは貿易の異例の変動を反映』
『指標は労働市場が概ね均衡していることを示唆』
『短期的なインフレ期待は上昇』
『指標は関税がインフレ期待を押し上げていることを示唆』
『FRBの2つの使命の目標が逼迫する可能性』
『関税の継続はインフレ率の上昇を招く可能性が高い』
『当面は明確化を待つのに有利な立場にある』
『政策金利は最終的に適切な水準にあると考えている』
『物価安定なしには、長期にわたる力強い労働市場は実現できない』
『関税については、この状況がどのような方向へ転じるかは予測できない』
『金利調整を急ぐ必要はないと考えている』
『政策は適度に引き締め的』
『関税が維持されれば、今年は目標への進展はないだろう』
『今は予防的になれる状況ではない』
『経済軌道の不確実性は極端に高まっている』
『トランプ氏発言は我々の仕事に何ら影響しない』
赤文字はタカ派的な内容、青文字はハト派的な内容。
声明文よりも、パウエル議長の会見はタカ派的と思われます。
関税でインフレリスクが高まっていることに言及し、トランプの求める予防的利下げも現状ではきっぱりと否定。
トランプ政権の一期目ではトランプに屈して予防的利下げを行ったパウエル議長もでしたが、今回は意思の強さを感じますね・・・。
下記はドル円15分足です。
クリックしてください。大きくなります。
朝7時のドル高円安は米中の関税交渉への期待にドル円は上昇。
明けて3時のFOMC声明文発表時はドル円は方向感のない上下動でしたが、パウエルFRB議長の会見ではドル高が進行、市場もタカ派的と捉えているようです。
NY金15分足
クリックしてください。大きくなります。
週明け、米中が関税交渉に向けて会談を設けるとの報が好感されドル建て金市場が下落、アジア時間以降は横ばいの動きも、パウエル議長の会見以降は再びやや軟調な動き人なっています。
中国時間での買いが強くなければ、ドル建て金市場はもう一段下落がありそうですが、上海プレミアムで買いが強いようでしたら、上げるでしょうから、10時のプレミアムを計算してからにしましょう。
🐱上海プレミアムを10時速攻計算するのはこのブログだけ!!
<ハンターポイント>
10時の上海プレミアムで仕掛けを考えよう!!
もっと読みやすいブログにします
ボタン押してください。お願いします!