強すぎた米雇用統計で起こったこと。

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週末22時30分発表の12月米雇用統計は以下の通りでした。

1月非農業部門雇用者数35.3万人増（事前予想18万人増）

1月失業率3.7％（事前予想3.8％）

1月平均時給0.6％、4.5％（事前予想前月比0.3％／前年比4.1％）

全項目、予想を大幅に上回る結果。

ポジティブサプライズかネガティブなんか知りませんが、スーパーｻﾌﾟﾗｲｽﾞの内容でした。

普通は米雇用統計が良ければ、ドル高、米金利上昇でドル建て金市場が下落、現状の環境下では利下げ時期の後退で、米株市場が下落するのですが・・・

下記は週末の米株市場・・・。

NYダウ工業株30種：38654.42（134.58）
NASDAQ総合指数：15628.95（267.31）
S&P500指数：4958.61（52.42）

バッドニュースはグッドニュースであったはずの米株市場・・。

グッドニュースもグッドニュース？？

ご都合主義の株高分、円安が強まったかもですね。

次は為替

下記はドル円15分足です

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ドル円は昨日の大引けの時間から2円93銭の大幅なドル高円安・・。

この雇用統計の結果なら大幅なドル高は致し方が無いですが・・・

問題はクロス通貨・・。

下記はユーロ円15分足です

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大幅なドル高、ドル高の受け皿でユーロは売られやすいですが。米株が下げなかったことも要因だったのでしょう、71銭のユーロ高円安になりました。

ちなみに資源国通貨豪ドルは、米雇用統計の後米ドル高を受けて下落しています。

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豪ドルの反応が普通、ユーロの上昇はちょっとおかしいですね。

週末の米雇用統計の内容ではドルの独歩高で株安、リスク回避が普通なんで。

下記は昨日の米金利

米2年債利回り：4.37（0.1676）
米10年債利回り：4.0256（0.1454）
米30年債利回り：4.2205（0.1024）

米金利は大幅高です。

でNY金4月限が17.4ドル安の2053.7ドル

ユーロのもう一段の下落が無かったことでドル高がややよわまったのか、金市場のもう一段の大幅安が阻害されたことが、国内金市場の円安分の上昇となりました。。。

下記はNY金15分足

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ドル建て金市場も下落場面からはやや戻っています・・。

白金は…割愛せず

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白金市場のほうがちゃんと米雇用統計に反応し下げました・・・。

（茶々丸の茶ペン先生）

米雇用統計の反応は大幅なドル高、米金利上昇で普通。

ただ、米株が上げたこと、ユーロ円でユーロが上昇したことが、やや歪めた感じ。
 

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