注目の米消費者物価指数は
おはようございます。
かじった金メダルが交換されるそうです。
ただ、表彰式でもらった金メダルとは別物。
かじった金メダルより、かじったおっさんのほうを交換すべきでは。
名古屋人の良識に委ねるしかないが。
本題に入ります。
先週末の米雇用統計が上振れし、一気に高まったテーパリングの機運。
ここまでの3か月分の発表で上振れしていた注目の米消費者物価指数が昨日発表されました。
結果は以下の通りです。
7月消費者物価指数(前月比)+0.5%(事前予想+0.5%)
7月消費者物価指数(前年比)+5.4%(事前予想+5.3%)
7月消費者物価指数コア(前月比)+0.3%(事前予想+0.4%)
7月消費者物価指数コア(前年比)+4.3%(事前予想+4.3%)
事前予想に対して消費者物価が若干の上回り、コアが若干の下回りでしたが、重要度の高いコア指数が事前予想を下回ったことで、市場の反応は20~30銭のドル安円高、クロス通貨の堅調な動き、米長期金利はやや低下の動きでした。
米株は引き続きダウ上昇、ナスダック下落の動きでした。
昨日の市場は以下の通りです。
NYダウ 35,484.97 +220.3ドル
ナスダック 14,765.14 -22.95
米10年債利回り 1.34 -0.01
ドル円110円40銭台
ユーロ円129円60銭台
豪ドル円81円40銭台
昨日の米金融当局者の主な発言は
カプラン米ダラス連銀総裁
『9月にテーパリングを発表し、10月から開始すべき』
ジョージ米カンザスシティ連銀総裁
『テーパリングする時が来た』
『テーパリングのタイミングは政策金利調整のタイミングと関連せず』
『正常化への道のりは長くまだら模様になる可能性』
『新型コロナデルタ株は回復を遅らせる可能性がある』
リッチモンド連銀のバーキン総裁
『FRBが景気支援の解除に踏み出せる程度に労働市場が回復するにはまだ数ヵ月かかる可能性がある』
アトランタ連銀のボスティック総裁
『新型コロナウイルスによるパンデミックで以前から存在していた経済格差が一段と拡大。結果として女性やアフリカ系住民のほか、地方在住者の間で失業が増加した』
カプラン、ジョージとタカ派グループは早期のテーパリングを主張、一方でハト派的なバーキンは慎重な姿勢でした。
<貴金属>NY金市場12月限は21.6ドル高の1753.3ドル、換算値は50~60円高です。
昨日の大阪金時間外市場は上昇して始まり、一時6227円(+63円)まで上昇し、6219円(+55円)で引けました。
昨日の記事でも触れましたが、先週末の米雇用統計は事前予想を上回る内容、昨日の米消費者物価指数はコア指数が予想を下回りましたが・・・
数字をよく見てください。
前年比、+5.3%、コアで4.3%ですので、高水準の数字は4か月続いています。
雇用指数もよく、高水準の物価指標も続いており、9月のFOMCでテーパリングが決定される可能性は高いでしょう。
方針は継続とします。
戻りがあれば売り一貫で。
買い越しは間違っても厳禁です!!
売り方針継続方針です。
NY白金10月は28.6ドル高の1015.6ドル。 換算値は50~60円高です。
昨日の国内白金市場は一時3573円(-7円)まで下落しましたが、3645円(+65円)まで上昇し、3637円(+57円)で引けました。
下値の買い(過去分の文章見てください2800円時のです)がある方は引き続き保有。
金市場の下落に下げる予想も金市場の売りを保有しておれば白金市場の買いポジションは継続でいいでしょう。
白金の買いだけであれば金市場でヘッジで売っておくべくのも一考でしょう。
<ハンターポイント>
雇用統計が上振れ、消費者物価は事前予想に近い内容も高水準ですので、早期テーパリングは不可避、金市場は戻りはあってもまだ下げるでしょう。
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