ECBは政策金利据え置きでも金融緩和期待は強し。
おはようございます。
注目のECBの政策金利は現行の1.00%で据え置きでした。
ドラギECB総裁の記者会見では、
『われわれはあらゆる展開を注視しており、行動する準備は整っている』と表明しましたが、『他機関の行動の欠如をECBが埋めるのは正しいことだとは思わない』とも言明し、ユーロ圏各国の政治努力を求めました。
ECBに緩和策の手立てを求める前に、安全包囲網の拡充など政治家がすることはあるだろうとする姿勢は継続されているようです。
市場が期待する3年物の長期リファイナンスオペ(LTRO)については、市中銀行に対する最長3カ月の資金の無制限供給を少なくとも2013年1月15日まで継続することを明らかにしましたが、LTROの3回目を近く実施する意向はないことを示したことは市場にはマイナス要因でした。
実際に、ドラギ総裁の記者会見中にユーロが下落しましたが、ここの部分が要因でしょう。
一方で、政策委で何人かのメンバーが利下げを主張したことも明らかにしましたが、前回まで利下げの議論すら出ていなかったことを勘案すれば、次回以降の利下げが期待が高まったことは事実でしょう。
現実には利下げは行なわれず、LTROも近く実施の予定は無いことを示されたので、一部で利下げの期待や、追加の金融緩和の期待があったことからすれば、全体の内容は現実にはネガティブだった言えるでしょう。
ただ、実際には利下げの意見があったことが材料視され来月の利下げ期待が高まり、更に米国の金融緩和期待も高まり、米国株式市場は今年最大の上げ。
弱い材料が出れば必要以上に下げ、期待が高まれば必要以上に上げる最近の市場の動きそのものでしょう。
昨年末市場は全般に下げるも1~2月は日銀のサプライズの日銀の金融緩和に上昇しました。
最近ではドイツ債がマイナス金利になるなど兎に角市場はどちらかに傾けばいっせいにそっちに行きます。
現在は金融緩和期待が市場を動かしていますが、金融緩和前の金融緩和期待は実態がない分どこまで続くかの見極めは難しいでしょう。
ただ、昨日のECBの内容での世界的な株式市場の上昇、NYダウで286ドルの上昇はともかく上昇幅の大きさは首を傾げたくなりますね。
個別商品市場においては下記で。
為替市場は下記の通りです
ドル円は79円30銭台、
ユーロ円は99円80銭台
豪ドル円は78円70銭台です。
<貴金属>NY金8月は17.3ドル高の1634.2ドル、現在時間外市場で軟化しており、換算値は15円高です。
昨日の東京金時間外市場は一時4183円(+78円)まで上昇しましたが、4115円(-10円)まで下落し、4123円(-2円)で引けました。
昨日の欧州時間が始まる直前にユーロや資源国通貨がストップ注文を巻き込んでの大幅上昇で東京金市場は大きく上昇してはじまりました。
その後はECBの政策金利が据え置きであったこと、先週末に株式市場が大幅安時に安全資産で買われていたこともあって金市場は横ばいの動き、朝方は上昇分を消しています。
上記にも書きましたが金融緩和期待での上昇は見込める場面ですが、時間的に早く、上昇幅も確定事項よりも先取りして上昇している感は否めません。
一旦上げの調整は来るでしょうが、市場全般の下落では再び金融緩和が支え、円高が来れば介入警戒感が強まり、以前よりは下値の更新は難しくなったでしょう。
現状は上値は昨晩の4183円で出たと見ますが、下値も4000円前後ではないでしょうか。
ここ数日は為替市場では巻き戻しの動きや株式市場もここまでの下げの反動でしょうから、ここからの上昇は実態のある上昇の材料が必要でしょう。
目先は4000円割れ~4200円までのレンジを想定。
その後の動きは実際に緩和策が実行されるか否かで変るでしょう。
NY白金7月限は28.7ドル高の1469.2ドル。換算値は60円高です。
昨日の東京白金時間外市場は上昇して始まり、一時3763円(+73円)まで上昇後、3733円(+43円)で引けました。
本日も小動きでしょう。
引き続き、3500円近辺、3500円割れは再び短期的には買って行く方針です
現状はノーポジション継続とします
上昇場面の買い、吹き値売りも見送りで。
<石油製品>NY原油⑥は84ドル近辺の水準です。
戻りも鈍いか。
<ハンターポイント>
市場の金融緩和期待の高まりすぎには注意!
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