株安、負の連鎖止まらず、ドル建ての金市場は大幅反発。
おはようございます。
昨日のアジア時間では日経平均が反発し、上海株式市場が1.4%ほど上昇するなど、一旦は落ち着きを見せた株式市場でしたが、米国時間入り後は再び下落に転じ、NYダウは156.06ドル安と大幅続落で引けました。
格付け機関ムーディーズがスペインの銀行の信用格付けを行なうとの一方が伝わるとアジア時間では水準を維持していたユーロが水準を下げ始めました。
ギリシャのユーロの離脱だけではなく、ポルトガルやスペインなどに危機がドミノ的に波及するとの懸念が再び強まったとのことですが、米国経済指標においても新規失業保険申請件数はやや悪い内容でしたが、フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想裏切る-5.8で(事前予想は+10.0)であったことも下げに拍車をかけた模様です。
いずれにしても、負の連鎖が続いているということなのでしょう。
ギリシャ国民が預金を引き出し、スペインでも預金が大きく引き出されたとの報がありました。
ドイツ短期国債がマイナス金利状態(金利を逆に払ってでも安全資産を買う)ということですが、明らかにパニック行動が市場の下げを作っていることは否めないか・・・
確かに昨日の米国の経済指標は悪化しましたが、一昨日までの経済指標はそこそこの内容でしたので、悪い材料には反応しやすいことが確認できました。
小生はこのようなパニック的な下げは来月に本格化すると見ていましたが、前倒しで来る可能性も注意が必要なのかもしれません。
商品市場では逆にドル建ての金市場が大きく反発しました。
市場がユーロの下落上昇を強め、株式市場の下落でも逆行の動きでした。
ユーロの下落で欧州勢の財産保全の為の買い、安全資産買いが喚起され、その流れは米国市場でも継続したと考えるべきでしょう。
ここまでは、市場全般に下落してもドル高でのマイナスや、リスク商品としての側面で売られてきた金市場ですが、価格水準の下落で安全資産としての妙味が出たということでしょう。
ただ、安全資産買いはマーケットの落ち着きですぐに流出しやすいので、現状ではある程度の戻りのあとは再び下げることは想定すべきでしょう。
個別商品市場においては下記で
為替市場は以下の通りです
ドル円は79円30銭台、
ユーロ円は100円60銭台
豪ドル円は78円40銭台です。
<貴金属>NY金6月は38.3ドル高の1574.9ドル、換算値は15円高です。
昨日の東京金時間外市場は一時3996円(-17円)まで下落しましたが、4047円(+34円)まで上昇し、4019円(+6円)で引けました。
上記にも書きましたが、久しぶりのリスク回避場面での安全資産買いが入りました。
ここまで下落していたこと、1500ドル前半では買いたい向きもおおくなるのでしょう。
ただ、あくまでも安全資産買いですので、市場の落ち着き場面では再び資金の流出があり、市場全般の上昇のサポートを相殺してしまう可能性が高く、ここからの大幅上昇は難しいかもしれません。
ドル建てで1600ドル近辺、東京金市場では4100円近辺までが戻りの想定範囲。
ここまでに届かない可能性も高く、状況に応じた対応が必要でしょう。
ここからの上昇は短期売買で買った人は利食いと、戻り場面での売り狙いを。
NY白金7月限は21.2ドル高の1453.4ドル。換算値は20円安です。
昨日の東京白金市場は下落して始まり、一時は3765円(±0円)まで戻しましたが、3723円(-42円)で引けました。
金市場の上昇でドル建て市場は上昇も、円高と株式市場の大幅安で東京白金市場は上昇は厳しそうです。
ただ、金市場に比べれば価格が低く、英J・M社の価格見通しの下限の1450ドル近辺であることを勘案すれば、突っ込み場面は買えるでしょう。
金市場につれて戻りがはいれば売り建ちで、逆張りがいいでしょう。
<石油製品>NY原油⑥は92ドル後半の水準です。
ギリシャ問題も下げは限定的でした。
<ハンターポイント>
金市場安全資産買いは今までとは違う種類の上昇。
リスク回避の巻き戻し局面には逆の動きに注意。
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