リビアへの和平案、ECBの利上げ観測の強まりで。
おはようございます。
昨日のアジア時間終盤ではベネズエラ、チャペス大統領の和平案提案に石油製品市場、金市場が反落に転じました。
その後、和平案は検討中であるとの報や、政府側は受け入れの姿勢も反政府側に受け入れる考えがないことが伝わると再び原油市場は引きしました。
注目のECBの金融政策決定会合では現行の政策金利1.0%は据え置きでしたが、その後のトリシェ総裁の会見内容が注目でした。
これまでの『金利は引き続き適切』とのスタンスから、『インフレ見通しに対するリスク、上向きにシフトした』と中東情勢を受けて高騰する原油相場を持ち出してインフレ警戒感を強く出してきました。
待つ必要であれば4月の総会で利上げの可能性を示唆したことでユーロは大きく上昇。
ただ、それは原油の急騰時などの場合で、今後利上げが継続するとの意味ではないとも加えました。
いずれにしても、米国や日本が利上げを行なえない中、欧州の利上げが近づいた可能性は高く、利上げの一番遠い日本円が相対的下げる結果になりました。
米国の経済指標は好調でドルも円に対しては上昇。
新規失業保険申請件数は36.8万件と事前予想の39.5万件を下回る好結果で、2月ISM非製造業景況指数も59.7と事前予想を上回りました。
和平案が出たことから中東情勢が落ち着くとの期待と、米国の好調な経済指標もあり、米国株式市場は大幅高。
NYダウは191.40ドル高の12258.20ドル。
商品市場では安全資産買いが解消された金市場が大幅反落。
欧州の利上げ観測の強まりでユーロ高ドル安は為替上は金市場の強き材料も、利上げ自体は金市場には弱き材料。
昨日はここまでの上昇の利益確定もあり、下落となりました。
商品市場の個々については下記で。
為替市場は
ドル円は82円40銭台、
ユーロ円は115円00銭台、
豪ドル円は83円50銭台。
<貴金属>NY金4月限は21.3ドル安の1416.4ル、換算値は5円安です。
昨日の東京金時間外市場は一時3784円(+19円)まで上昇しましたが、再び下落し、3764円(-1円)で引けました。
リビアへの和平提案がなされ事、欧州で利上げ観測が強まったことが下げ要因です。
ユーロ高でのドル安、相対的な円安は東京金市場には強気材料にもなりえますが、ここまでの金市場がリビア情勢の安全資産買い、世界的な金融緩和策での上昇が主因でしたので、調整の可能性はあるでしょう。
ただ、国内市場は円安である程度相殺される可能性も否めません。
東京金市場の昨日売買内容では、非当業者委託玉(一般投資家を含むカテゴリー)は1895枚の売りこしとで下げにくい中身でもあります。
下記は昨日上げたポイントですが、
①中東情勢の激化での原油高のサポートが多い
②逃避資金が安全資産買いをしており、中東情勢が落ち着けば資金流出も
③各国がインフレを警戒し、利上げ期待が高まっていること。
④実需の買いは1400ドル超えにはついてきておらず、高値ではスクラップ売りが出る
ある程度想定できている動きが来ていると見ていいでしょう。
引き続き、買い玉は少なめで保持し、押し目で買う方針は継続です。
新規売り建ち、吹き値買いは厳禁でしょう。
NY白金4月限月は26.3ドル安の1833.0ドル。換算値は5円高です。
昨日の東京白金時間外市場は、一時4938円(+51円)まで上昇しましたが、4906円で(+19円)引けました。
金市場が大きく下落したことで白金市場も下げました。
先月は株式市場の上下動に連動した白金市場ですが、今週は金市場、原油市場に連れ高、連れ安の動きで、イソップ物語のこうもりさん状態ですが、銘柄の特質上仕方がないところです。
仮に金市場が下落に転じても、株式市場が大幅高であること、為替市場が全般に円安に振れていることを勘案すれば、白金市場は下げないと見ています。
既存の買い玉は維持、買い方針継続で。
<穀物>
シカゴコーン3月限は15.75セント高のの729.75のセント、換算値は750円高です。
シカゴ大豆3月限は18.25セント高の1405.50セント。換算値は1000円高です。
価格の高騰にも堅調な需要。
もうしばらくは堅調でしょう
<石油製品>NY原油④は101ドル台の動きです。
今後も乱高下でしょう。
<ハンターポイント>
欧州の利上げ観測、中東情勢の収束期待で金市場は調整の可能性も。
他の円建て商品市場は堅調でしょう。
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