来年の狙い目 | 場勘ハンターおたまるのブログ【商品先物版】

来年の狙い目

朝の続きですが、来年以降、一番妙味があり、面白いのはコーンの買いだと思います。農産品、特に穀物全般が工業品に比べて出遅れているので、大豆でもいいと思われるかもしれませんが。

どの銘柄も20数年ぶりの高値とか、30年ぶりの高値とか、史上最高値更新など言われている中で、コーンだけは1996年の550セントに達していない。ここ10年の安値からの見ても、シカゴ大豆は3倍の価格になっていますがコーンは2.6倍に留まっています。割安です。

では、来年コーンは史上最高値を出すかですが・・・かなりの確率で更新すると思います。

1996年、この年のコーンですが、高温乾燥の天候と中国が初めて輸入量が輸出量を上回ったことです。天候は翌年には問題なく豊作で、中国も翌年には輸入量が減ったこともあり、相場は急落しました。突発的なニュースで上げてもすぐ下げる。金にしても石油にしても数年前まではどの銘柄にも言えたことです。

数年前までの相場の上昇はサプライ(供給)サイドの問題で上げました。今は違います。

私は今の相場はディマンド(需要)相場だとおもいます。

シカゴコーンは最終的に作付面積は9360万エーカーでしたが、春先はコーンの作付面積が発表されるたびに弱気されました。しかし、無事コーンは収穫されたにもかかわらず、年末にかけて上昇したのはどうでしょう。値段が上がっても強い需要があるからです。ファンドの買いは増えていますが、投機資金が上げているわけではないとおもいます。報道ステーションの古館さんに言いたいですが・・・

来年は新しい値段帯(高い値段帯)での推移になるとおもいます。ディマンド相場は強くて、長いです。