今日はタップダンスの日

 

 タップダンスと聞いてすぐに思い浮かぶのは、映画「座頭市」の最後の場面です。

 

 「座頭市」と言えば、往年のファンにとっては1960年代から70年代初頭に、勝新太郎が主人公の市を演じた「座頭市シリーズ」が思い浮かびます。

 盲目の侠客である「座頭市」が主人公なのですが、何故か市は仕込み杖を持ち、その驚異的な抜刀術によって悪人と対峙します。まさしく弱きを助け、強きをくじく、その言葉通りの市でしたが、どこか無常観もただようニューシネマ的な感じもありました。

 

 名言もいくつかありました ―

 

 「おやめなさいよ 罪なこと 情け知らずの さげすみを」
 「斬っちゃならねぇ人を斬った時にぁ、目先が真っ暗になっちまっ」

 「あんたらには見えねえもんが、見えるんだよ」

 

 そこはかとなく、今の世相に対する批判でもあるような気もします。

 

 勝新太郎の「座頭市」に対するオマージュとして制作されたのが、2003年の北野武監督・主演の「座頭市」。勝新太郎の「座頭市」の物語を凝縮したようなストーリーで、エンターテインメントの要素をより強く出していました。

 しかし、北野武は「勝さんだけは超えられない」と言っていたということ。

 

 その北野版「座頭市」で度肝を抜いたのが農民たちの祭りの場面で踊られたタップダンス。

 バックに流れる「Festivo」という曲(鈴木慶一作曲)に合わせて農民の姿のままで皆がタップダンスを踊ります。

 もしかしたら、北野武さん、このシーンが撮りたいがためにこの映画を作ったのではないかと思えるほどです。

 このタップシーンでは農民・町人役の方たちが下駄をはいてタップを踊っています。これは特製のタップ用の下駄を作ってダンスに使ったということ。細かいところまでこだわっています。

 ちなみに、このタップダンスシーンでは「THE STRiPES」というグループがメインで踊っているということです。

 

 それにしても、時代劇にタップを入れた北野武さんの感性は凄いですね。

 

 Festivo

 

 

 

タップダンス、踊れる?

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