最近、論文の修正にかかり切りで非常に忙しい。そのせいで回文俳句にはまったく取り組めていない。

 このままでは心が乾いてしまう、と危機感を抱いた私は、とりあえずうまいものでも作ろう、と考えた。

 まずは牛スジと根菜の煮込み。大根に味がしっかりしみ込んでうまい。

 そして最近のお気に入りはバスマティライス。インドやタイで食べられている長粒米である。最初は茹で上げたコメをレトルトカレーと一緒に食べる程度だったが、ビリヤニ風の炊き込みご飯にも挑戦してみた。

 今回作ったのは「ジャーマンポテト的要素のドライカレー風」とでも名づけられようか、とにかく思い付きで料理をやってしまうので、正式名称はないと思ってください。具材は玉ねぎとジャガイモと豚ひき肉。

 バスマティライスは30分水につけておいてからザルに上げ、塩を加えた水を沸騰させたらライスを投入して7分ほど茹でてから再びザルに上げて、ざっと水を切ったら鍋に戻して蓋をして5分蒸らす。

 で、とりあえず茹で上がったライスはいったん容器にとって、空いた鍋に油を引いて玉ねぎをきつね色になるまで炒め、クミンシード、ターメリック、コリアンダー、ガラムマサラを適当に加えてひき肉とジャガイモ(千切り)を加えてさらに炒め、ジャガイモが半透明になったところで塩コショウを振ってライスを上に乗せて5分間、弱火で加熱する。そうすると、ジャガイモに完全に火が通るので、最後にライスと具材がよく混ざるようにかき混ぜて召し上がれ。

 独特の香りと食感があって、私は好きです、バスマティライス。和食にはやっぱり日本米が一番ですが、炒飯やピラフ、インド風カレーにはけっこうバスマティライスが合っていると思いますよ。業務スーパーに行けば1キロ単位で売っていますので、気になるお方はお試しあれ。