イオンモール高崎、そこは高崎市民だけでなく、前橋市民にとっても憩いの場である。映画館もあるしユニクロもコジマ電気もあるし、この一カ所でだいたい何でもそろう。

 そんなイオンモール高崎の1階に、「わくわく広場」というスペースがある。もとは八百屋がテナントとして入っていて、隣の「肉のかみむら」とセットで買い物する客も多かったが、今は色々な店舗が弁当や総菜を持ち寄って販売する「道の駅」のような業態がメインである。カレーや中華、洋食、和食、甘味、一通りなんでもあります。カレーについては、本格的なビリヤニ(長粒米を使った)が食べられるので重宝しています。

 その「わくわく広場」に出品しているお店の中に「ドルフィン」がある。ドルフィンが提供しているのは、カツ丼、親子丼、生姜焼きと唐揚げ弁当など、いわゆる町の定食屋のメニューである。さらに弁当類だけでなく、ご飯抜きのお惣菜だけでも販売している。

 これがその一品、「豚ロースカツ唐揚げ生姜焼き」であるが、よく見てみたまえ、今どきなんと300円なのだ。

 「いやいや、3種類のおかずがそれぞれちょびっとずつ入っているだけだろ」と疑いにまみれている人のために、中身を皿にとってみよう。

 どうだ見たか。豚ロースカツ二切れ、唐揚げ二個はいずれも一口では食べられないサイズ、生姜焼きもしっかり、つけ合わせにナポリタン、ポテト(フライではなく蒸しているようだ)2つ、彩りにブロッコリーとトマト、これぜんぶで300円、これは紛れもない事実なのだ。

 ちなみに私はカツと唐揚げを一切れずつ残して一食分のおかずにしました。味も量も十分、そのうえ値段と来たら価格破壊の300円。他にも唐揚げハンバーグ生姜焼きセットもあるが、こちらも300円。他の店舗の品と比べても明らかに安い。

 

 何もかもが値上がりしている今日この頃、これだけの品数をこの値段で提供する心意気は見上げたものです。イオンモール高崎にお越しの際にはぜひ、わくわく広場をのぞいてみてはいかがでしょうか。