こんばんは。

 

先ほど放送された「乃木坂工事中」にて、27thシングルの選抜発表がありましたね。乃木坂ファンを自称してよいのか悩むほど、最近は乃木坂を追っていない私ですが、だからこそ少しは客観的に選抜発表について語れるのかなと思いますので、今回の記事で取り上げます。

 

まず、初選抜となった早川聖来さん、おめでとうございます!前作に収録された4期生曲「Out of the blue」でセンターを務め、ミーグリも最速タイでの完売で、勢いに乗っているメンバーだと感じていました。そして同じく選抜入りを果たした1期生の樋口日奈さんも、ドラマ「教場Ⅱ」や舞台「フラガール」に出演するなど、着実に実績を積み重ねていましたね。前シングルから新たに選抜入りを果たしたこの2名は、とても順当な選出だったと感じます。


 

そして選抜発表の形態について。今回の発表は、番組終盤にメンバーを羅列していくのみで終わりました。これまでで一番短く、簡潔に終わった選抜発表でした。従来の選抜発表は、番組内でバナナマンが一人一人に声をかけていく「バナナマン式」、運営委員長の今野義雄がメンバーを読み上げていく「今野式」などがあり、概してドラマ性、ストーリー性に溢れるものでした。対して今回は、初選抜となる早川聖来さんでさえ本人コメントはありませんでしたね。乃木坂46の方針として、『選抜発表』にエンターテインメント性を付加するフェーズは終了したのかもしれません。

 

続いて、私の推しである鈴木絢音さんについてです。推している身でこんなことを言うのは憚られるのですが、正直今回は選抜入りは厳しいかなと感じていました。目覚ましい活躍を見せてアピールできた前シングルですら選抜入りは叶わなかったので、今作もなかなか難しいだろうと思っていたのです。果たして、今作も絢音ちゃんは選抜に入りませんでした。推しが選抜落ちすることについての私の思いは、以下の記事でまとめたことがあります。前作の選抜発表直後に、思いを綴った記事です。

 

 

今回の選抜メンバーとフォーメーションを眺めると、概ね順当で納得のいく人選であるように思えます。

 

一つだけ合点がいかないのは、2期生の北野日奈子さんが選抜落ちしたことでしょうか。ミーグリも全完売まではいかなかったものの、27/30部完売と十分に選抜入りできる指標を残していました。日奈子ちゃんには、選抜に入ってほしかった……。理由として考えられるのは年齢くらいなのです(日奈子ちゃんは今年7月で25歳)。それでも今回の選抜を眺めると年長メンバーも多くいますし、説得力に欠けます。日奈子ちゃんは、選抜発表の直後に以下のようなブログを更新していました。言葉が重い。

 

 



ここからは、私の思想強めパートです。


今回の選抜発表で、2期生は新内眞衣さんただ一人という結果になりました。SNSを見てみると、やはり2期生を推している方々を中心に反発の声は大きいようです。

 

私も2期生が大好きです。推しの絢音ちゃんも2期生ですし、本当にみんな頑張ってほしいと思います。私の率直な想いとしては、やはり2期生にもっともっと選抜に入ってほしい。先述の北野日奈子さんも然りです。

 

一方で、理性的、客観的に考えるなら、2期生も含めて「期別」にこだわりすぎるのは、「ファンの分断」という危険性をはらんでいるように感じます。もちろん、各期にはそれぞれの色があり、ストーリーがあります。その物語性が、乃木坂46のブランディングに寄与していたとも考えられます。

 

一方で、ファンによる期ごとの過度な差別化、特別化は、ファンの分断を生みかねません。これは、運営に対しての意見ではなく、ファンの応援の仕方についての考えです。特に2期生は、今回の選抜発表も含めて「不遇」と評されることが多い。でも、そもそも選抜において期別にこだわりすぎるのって、あんまり意味ないんじゃないの?というのが私の考えです。メンバーは、各期に所属している以前にまず「乃木坂のメンバー」なのですから、もっと期の垣根を取っ払えばいい。「この期は不遇、この期はゴリ押し」などと期で括って語ることに、意味があるんでしょうか。

 

先述した、北野日奈子は選抜入りすべきだったという私の意見と、日奈子が2期生だという事実はまったくの無関係です。あくまで1人の乃木坂メンバーという観点から、日奈子を客観的に見たときに、選抜入りする素質は十分にあったと考えています。

 

とはいえ、ファンの素直な気持ちとしては、期の垣根を完全に取り払うのは難しいと思います。私だってそうですから。やっぱり2期生には報われてほしいと思う。乃木坂を離れつつある私ですら、期別の扱いに関しては理性と感情が混在していますので、熱心に乃木坂を応援しているファンにとっては難しい状況かもしれません。それでも、ファン同士の無用は争いだけは見たくないですね。これに尽きます。メンバーだって、ファンが分断するのは望んでないはずです。

 

以上、今回の選抜発表を受けて、期ごとの差別化が生みかねない危険性について、私なりの考えを綴りました。誰もが納得する選抜は作ることができないだけに、やはり選抜発表は複雑な感情を生み出すイベントですね。またしても実感しました。(終)