今週に入って、市議会控室からみえる桜も一気に開花し始めました。

本日23日の議会の動きです。

09:00控室到着

10:00幹事長会
→各会派幹事長間での情報共有の場です。
  後段で記載しますが、私は議会改革推進特別委員長としての報告で冒頭説明をさせていただきました。

11:00議会運営委員会
→14時からの本会議の運営方法について確認していきます。
  たとえば議案採決に際しての討論の有り無し、表決は記名投票か起立採決か簡易採決か等。

14:00本会議~16:15議事終了
→賛否の分かれる議案は複数ありましたが、本日をもって3月定例会は閉会となりました。
  これまで数年連続して新年度の当初予算が修正や否決されるケースもありましたが、令和3年度は選挙を迎える年でもあり、本格的な新規的事業が少なかったことが理由として挙げられるかもしれません。

 

   この後は来客対応、事務整理などとなりました。

 

   さて、 さきほど議会改革での報告、と書かせていただきましたが、幹事長会で報告させていただいた内容は議会運営委員会を経て、本会議場で一枚のペーパーとして配布されました。



  
  奈良市議会業務継続計画、いわゆるBCPの初版策定の件です。


  危機管理上、大規模災害が発生した際に奈良市として通常業務に戻す際の業務優先順位をあらかじめ計画として方向性を示しておく必要があるとの観点で、近年企業や自治体間で策定が急がれているのがこの計画です。

  奈良市では自衛官出身の危機管理監を中心に2年ほど前に業務継続計画が策定されましたが、市議会でも奈良市と連動して議会版業務継続計画を策定するべきではとの提案があり、議会改革推進特別委員会でこれまで13回にわたって作業部会を編成して協議を続けてきました。途中、阪神大震災を経験された西宮市議会の事例を視察させていただくなどして、決定されたのが今回の計画となります。

  当然、自民党だけではなく他会派や無所属議員で構成される特別委員会ですので、議員間討議で議会としてどのような意思を示して計画を練り上げるかが問われる作業です。


一時期コロナ環境下で協議がストップした時期もあり、1年以上かかってしまい正直スピード感に欠けたところもあったと反省はしていますが、災害時の業務継続のマニュアルを策定できたことは委員メンバー全員が誇れる成果物となったと言えます。

  今後はBCPを活用した防災訓練なども目標となってきます。くれぐれも仏つくって魂いれずということにならないように、日々ローリングしながら実のある計画に近づけたいと思います。