市内で階段の奥にお住まいの約10世帯の皆さまから、「毎日の上り下りを、もっと安全にしてほしい」との切実なご要望をいただいていました。

現場には急な階段があり、その横の通路にはマンホールによる段差もあったため、ご高齢の方をはじめ、地域の皆さまにとって大きな負担となっていました。

 

施工前の状況、マンホールによるブロック段差があり、通行課題がありました。

 

 

そこで今回、奈良市の「私道整備事業補助金交付制度」を活用し、マンホールの高さを切り下げて通路の勾配を改善するとともに、新たに手すりを設置しました。

 

マンホール段差切り下げ、また手摺りを左側に新設いただきました。

 

段差をできる限り解消し、手すりにつかまりながら通行できるようになったことで、以前より安心して利用できるバリアフリーな通路へと生まれ変わりました。

 

奈良市の私道整備事業補助制度は、多くの市民が公道と同じように利用している私道について、一定の要件を満たす場合に、舗装工事や交通安全施設の整備などにかかる費用の一部を市が補助する制度です。

 

私道は「個人の道路だから行政では何もできない」と思われがちですが、地域の皆さまの合意を得て、制度をうまく活用することで、生活に欠かせない通路を改善できる場合があります。

 

今回の整備も、地域住民の皆さまが声を上げ、話し合い、力を合わせてくださったからこそ実現しました。ご理解とご協力をいただいた皆さま、関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。

 

これからも、小さな段差や通りにくさを「仕方がない」で終わらせず、地域の声を一つひとつ受け止めながら、誰もが安全・安心に暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。

 

※奈良市の私道整備事業補助制度には、私道の幅員、接続状況、利用戸数、所有者や関係住民の承諾などの要件があります。活用を検討される場合は、事前に奈良市道路維持課へご相談ください。