本日は道路建設課のお時間をいただき、大和中央道敷島工区の現場を自民党同僚の塚本議員と共に見学させて頂きました。

そもそもどの辺りなのか、ということですが、私の地元菖蒲池駅から電車移動しますと、東隣りの大和西大寺駅との中間地点付近に奈良自動車学校が見えてきます。この付近が敷島工区の南の終点。そして北はセレミューズ秋篠という斎場がありますが、この付近が起点となります。総延長831mのこの路線ですが、事業着手となった平成10年から未だに供用がされていません。




大和中央道は京都府精華町から奈良県磯城郡川西町へ至る都市計画道路をいいます。しかし、人口減少など時代の変遷とともに、奈良市宝来4丁目~大和郡山市城町間については計画中止となっています。

議員として市政の課題に携わらせていただいたのが平成25年ですが、一向に事業進ちょくが見えてこなかったのが当時の正直な印象でした。この幹線道路が開通することで、県道谷田奈良線へ敷島工区からアクセスできるため、敷島町内の狭隘な道路を車両通行する必要もなくなりますし、歩行者等の安全も確保できます。事業を中途に終わらせることなく、貫通を目指すべきではないか、こうした思いで着目したのかが国の交付金事業でした。

国土交通省のインフラ整備事業である社会資本整備総合交付金であれば、要求事業費の半分近くが国費から充当される大変自治体にとっては有難い内容です。ただ、残念なことに奈良市の同交付金は平成28年度では、この敷島工区を含む様々な社会資本整備総合交付金に関わる要望額に対する内示額は23%程度と大変低い値でした。

翌29年度以降、自民党会派として継続して予算要望活動を中央省庁である財務省、国土交通省へ行う取組みが始まりました。地元選挙区の衆議院議員 小林しげき代議士を通しての秋の要望活動は実を結び、前にホームページに掲載をさせて頂いた通り、令和2年度では約80%まで上昇をしています。
https://www.otakoji.net/wp-content/uploads/2021/01/socialcapital2020.pdf





この大和中央道についても供用開始時期は未定ですが、用地買収97%の段階まで進み、令和2年度はこれまでにない約4億円の予算計上が認められています。新設の幹線道路の設置に際しての地域住民の方からの個々の要望は課題として残りますが、敷島工区の念願の開通という目標に向かって、地域の議員としてもしっかり進ちょくを見守りたいと考えています。