新年おめでとうございます。令和4年の大晦日から令和5年元旦にかけての活動は、恒例の菖蒲池神社での元旦行事。私にとっては今年で10年目を迎えました。菅原天満宮の末社として地域の方に親しまれている当社ですが、現在の社務所や拝殿にむけて整備されたのは菖蒲池神社奉賛会が設立された1980年頃に遡ります。

ちょうど10年前、私が神社とご縁をいただいたときに奉賛会設立に携わっておられた中心人物3名Ⅿさん、Tさん、Sさんとも親しくさせていただく機会にめぐまれました。それぞれに地域の内外で交際関係の広い、いわば地域の顔と呼べる存在であったかと思います。昨年、そのなかで奉賛会設立当初から携わっておられた立役者の最後の方Sさんが鬼籍に入られました。

コロナ前には子ども神輿などを繰り出す秋祭り行事では現在5台の神輿が保管されていますが、これらの神輿づくりもSさんが手がけた作品でした。大変器用な方で、晩年は拝殿の床材の張り替えをはじめ神社周辺の細かな修繕整備を手掛けられました。その一方でコロナ環境下に入ってからは3度の厄除け退散の花火大会の裏方準備をされるなど、神社が地域コミュニティの核となるべく、かつ表舞台に自らが立つことを決して良しとせず、裏方に徹して最後まで力を注がれた方でした。

 

 

 

 

 


小規模の神社ながら、大晦日や三が日には神社から菖蒲池駅へ延びる綾女新橋の橋のたもとまで参拝客が行列をなすほどの賑わいの基礎を作られたのはこうした先代の想いが結実した結果だと言えるでしょう。

 

 

 



このような論文も掲載されています。往時の復興に力を注がれた方々の思いを垣間見ることができます。
https://www.ritsumei.ac.jp/lt/area/assets/file/research/geo/letter/13/13-2001-nakajima.pdf

神社に関わらずそれぞれの地域で活躍する地縁団体の歴史を紐解くこと、そして地域の賑わいに貢献をいただいた方々を引き継いで顕彰をしていくこと。こうした方々に光を当てていくことこそが地域の宝を磨くことであり、地域振興や観光への発展につながるのではないかと私は考えます。
 

本年もどうぞよろしくお願いいたします。