『福を呼ぶ 四季みくじ』作家のお多福です。
ブログを最後に書いたのは昨年末でした・・・
あっという間に3カ月。
皆さま、お元気ですか?
写真は友人への誕生日プレゼント。
我ながら美しくラッピングできました。
ブログのタイトルに伝言という文字を入れたので、伝言を運ぶ鳥ちゃんということで!
このコロナ禍、書くグリーフケアといわれる仕事がスタートしました。
またしゃべりの仕事、セラピストとしての仕事もパタパタと。。。
慌ただしい毎日を送っております。
さまざまな取材を通じて、最近「グリーフ」について深く考えています。
グリーフとは、大切な人を失った時のさまざまな反応のこと。心がある意味大きなけがを負っているような状態を指しますが、体にもさまざまな反応が起こるといわれています。
実感がわかず、茫然として無感覚に陥る。
涙が一切出ないという方もいらっしゃれば、号泣や怒り、自責感などの強い感情が繰り返し現れることも。中には、故人が生きているように振舞う方もいらっしゃるそうです。
私は妹と父をすでに亡くしていますが、妹の時は移動中の地下鉄やカフェでも、突然ぽろぽろと涙がこぼれてしまうという状態が1年以上続きました。
死んだという事実を受け入れることが出来ず「妹は長期の不在」と思うことに決めて、自分なりに少しずつ彼女の死を受け入れていきました。
あとは、伊達家の菩提寺になっている奥州一の禅寺「瑞巌寺」で写経を。
墨をつけた筆を無心に走らせることで自然と気持ちが鎮まり、よく眠れるようになったことを覚えています。
そういえばその後、Kappo「みちのく神様散歩」で瑞巌寺へ取材に。
特別にお写真を撮らせていただきました。
写真のお披露目のタイミングを逸し、今回初めてご披露を。
今年の1月に妹の七回忌を終え、
ようやく彼女の死を受け入れられた気がします。
一面雪景色のお寺様で七回忌の法要を終え、7歳の甥っ子と二人きりになった際、
「おたふく。
ぼくのいうことうそだと おもわないでね。
ユキちゃんがね、なくぐらいケンカしたこともあったけど、おたふくにありがとうって。
いうのがおそくなっちゃってごめんねって
つたえてだって」
と。
素直に信じることが出来ました。
7歳の子が「言うのが遅くなって、ごめんね。
ありがとう」とは言わないなって。
不思議なこともあるものですね。
妹も私に「さようなら」が言えなかったんだと思ったら、温かい涙があふれました。
思いは、一つだったのだと。
まもなく震災から十年です。
災害により突然の別れを余儀なくされた方々の悲しみは深く、さまざまな思いを今も胸に残していらっしゃるでしょう。
何かのきっかけを得て、皆さまの心が少しでも楽になりますようにと祈り続けています。
友人であり、大好きなアーティストである佐野碧さんの「どこにもいないあの人に会いにゆく」
この曲に今、心癒されています。
詩の世界に耳を澄ませてみてください。
AGLAで佐野碧さんの記事を公開中です。
曲もいくつかご紹介しておりますので、読んでいただけたらと思います。
3月6日には『佐野碧 有料配信LIVE2021-私からはじまるStory-』も!
今発売中のKappoで取材をし記事を書いた
震災遺構 中浜小学校を碧さんとくりりんと一緒に歩きましたが、そこで感じた思いもきっと歌に込められるでしょう。
よき一日を!
福ふく