『福を呼ぶ 四季みくじ』作家のお多福です。
久しぶりに伊勢へ。
なにごとのおはしますか知らねども
かたじけなさに涙こぼるる
平安末期の歌人である西行が伊勢の神宮にお参りして、詠んだ歌です。
どなたさまがいらっしゃるのかよくはわかりませんが、ただありがたくて、かたじけなくて、涙があふれてとまりません。
まさに、かたじけなさに涙こぼるる旅でした。
伊勢にはもう数えきれないほど参拝に訪れていますが、コロナ後は初でした。
マスクをした皆さんが、密にならないよう隣の方に配慮をしながらの参拝。
でも、神宮は変わりません。
「常若」に力を再生し続ける。
大きな御力を頂いた気がします。
二日目は、夜明けに外宮を参拝したのですが、
人気のない境内は青い空気に満ちていて、心が洗われるような気がしました。
コロナ感染拡大があり、体調を崩している人が多い気がします。
わたしの周りでも、、、
その原因はストレス。
肌の状態に出る人、三半規管に出る人、目に出る人、症状はさまざまですが、病院へ通いながら、生き方、自分の将来について、みんな真剣に考えていて。
今は多くの人にとって人生の分かれ道かもしれないなぁ、と思いました。
私自身でいえば、妹を亡くした2015年から止まったままだった時計の針がやっと新たな時を刻み始めた、そんな感覚があって。
「何のために・・・」と、ずっとずっと自分の中で問い続けてきた、その問いへの答えがひとつ、見つかった気がします。
やりがいのある素晴らしい仕事に出合えたことを感謝しています。
想いをカタチにする仕事はグリーフサポートであり、書くスキルだけでなく、人間力も高めていかなければならないなと思っています。
今、仕事用に大きな木のテーブルをオーダー中です。二ヵ月のテストを乗り越えた自分へのご褒美に。
さて、毎日ひいている『福を呼ぶ 四季みくじ』
最近、妹からのメッセージで引くと、
初御空(はつみそら)のカードが。
新たな人生の幕開け。
「はじめて」が、幸運を呼ぶ。
人は新しい一年のはじまりに、神仏に祈りを捧げてきた。
左手と右手、二つの手を合わせ、高らかに拍手を打つ時、その音がたまふりとなり、神々を呼び込む。
あなたの人生にさしこむ吉兆の光。
はじまりはいつも、空っぽの箱状態。
必要なのは、
自分の可能性を信じる心ひとつ!
姿は見えないけれど、妹は私のことをきっと観ていてくれると思って、あたたかい気持ちになりました。
皆さんの今日の四季みくじは?
亡くなった大切な人からのメッセージも引いてみて下さいね。
そうそう!
今日、AGLAで新たな記事が公開に。
美しく深い言の葉をご紹介しています。
すてきな言の葉をたくさん。
https://uranatte-me.com/uranatte-me/life/7600/
福ふく