時間には正確に。分かっています。

僕は周囲にも有名なくらい時間の読みが甘い男。

 

早くいくと驚かれるくらいの人間。

ルーズである。

 

わかっている。

 

時間に遅れる人間を信用していはいけない

時間に正確な人間こそ成功者の常識

いろいろ聞いてきた。

 

忙しいは愚の言い訳。

 

でもね

でもね

 

ぎりぎりの感動ってのがあった。

 

小中高一貫校に通う子供の中学進学試験の検定費用を

支払いにいく日、いそいで銀行に向かった。

 

その日の15時までに支払わないと推薦取り消しになる。

と妻に言われていた。

 

僕が支払いにいきたいと言っていたので

自己責任。

 

15時閉店。

14時40分くらいに銀行についた。

 

妻からも支払い大丈夫かの電話やメールの

オンパレードだった。

 

ぎりぎり。

 

でもそのときの窓口担当のご婦人が手続きを済ませたあとに

ひとこと「もうそんな季節なんですね、お嬢さんせっかうく小学校

入られたのにまた試験ですか。大変ですね。」

 

え?あれ?あっよく見たら6年前に小学校受験のときに

手続きを同じく窓口で担当された方?

 

「はい、覚えていますよ。大丈夫ですよ!頑張ってください」

 

と言われた。うわあ、僕こういうの弱いんだよなあ。涙腺が。。

1分くらいの会話だけど忘れられない会話だ。

 

そして銀行の合格祈願グッズをくださった。

 

雨の中、小走りに銀行にいき、渋谷という大都会の

銀行で事務的な手続きが当たり前のなかで

なんだかちょっとほのぼのした空間にしばし懐かしいような

そしてほっこりした気持ちになった。

 

ありがとうございます。自然に出たことば。

うれしかった。

 

ぎりぎりに行かなかったらこの担当の方と手続きできた

だろうか。それも運命なんだろうな。

 

だからたまにはぎりぎりもいいという自己弁護。

こんなこともある。

 

でも待ち合わせや打ち合わせでは

だめである(笑)

そして取引先である三省堂書店本店に向かう

おかげさまで1階の売り場ではんてんが好調だ。

 

店長がいらっしゃったのであいさつにいく。

 

「いつも気にかけてくださりありがとうございます」

 

これもまた嬉しい。取引先に言われて嬉しいことばの

ひとつだ。

 

いやいやこちらがお礼を言わないといけないのに。

 

本屋さんではんてん、そして座布団。

これがお客様に受けた。好調だ。

 

昨年から始めた試み。

 

何が起こるかわからない

何が売れるかわからない

だからおもしろい

 

商売の原点

 

ありがとうございます。