日本橋高島屋で実に数年ぶりの催事を行っている。

店員さん皆さん変わらずお元気だった。マネージャーなどの方は

変わっていたが売場の主役である店員さんはホントに変わらず。


9月11日~17日まで7階の寝具売場で開催。



九代目無駄話


すごいなあ。数年前の催事を思い出す。


高島屋と取引するなんて夢のようだった。

バイヤーに厳しく育ててもらい2年間も営業を

粘り続けた結果得た商談だ。


6年前にバイヤーからやってみるか?

と言われ日本橋の交差点で嬉し涙が出た

あのシーンを忘れもしない。


おっレジ係の方もお元気だ!


あっ社長じゃないの!久しぶりね!私ね社長のファンなのよ!


テレビ出ていたわね、やるわねー


ニューヨークでお店してるんでしょ、良かったわね。


いやーみなさんまるで転校生の初日じゃないかと思うぐらい

僕に話しかけてくださった。


気合入るなあ。


台風の影響もあったが土日は好調だった。

やはり週末、実演は大きかった。


さとちゃんこと弊社のふとん職人である佐藤幸恵の

実演デビューである。


緊張しただろうがよくやってくれた。

感慨深いものがある。


僕が司会をした。

マイク大好き人間、原田の登場である。



九代目無駄話


4年前に中途社員で入り、入社してすぐ

入院中のおばあちゃんが、亡くなられる寸前に

若いときに綿工場にいたことをさとちゃんに打ち明けた。


僕はそのとき震えてしまった。

これが縁というものかと。


4年間色々あったが国家試験である寝具技能士を

取りこうして高島屋という一流の舞台でデビューした。



九代目無駄話


催事というものは開催中に売れなくても

後日に突然注文をいただける不思議なイベントだ。


そしてそれは数年経っても効果がある。


今回は高島屋のお寺のお客様から100枚の座布団の注文が

あり、それをきっかけにまた催事の話が出たのだ。


そしておかげさまで1週間、展示の延長が決まりそうだ。


いままでと違い、綿ふとん、座布団、はんてんの王道だけでなく

小物も展示している。


そしてニューヨークという味方もある。

売場でもお客様でもニューヨークはインパクト大だった。


前回と違い新しいおたふくわたをPRできたと思う。


僕の同級生も奇しくも1つ上のフロアで秋田のハムを

販売していた。お嫁さんの実家でいつか彼も後継者に

なるのだ。


嬉しい。20年前に一緒に勉強していた仲間が

同じ場所で販売をしているなんて。


今回の催事、とても居心地がいい。

そしてまた僕の心になにかが芽生えた。


日本橋高島屋は商売の故郷だ。